ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、現地6月24日のミネソタ・ツインズ戦(○4対3)に「1番・投手兼DH」でスタメン出場。6回5安打8奪三振2四球3失点(自責点2)で、今季8勝目を挙げた。
打者としても5打数2安打1打点と、リアル二刀流でチームを勝利に導いた一方、バッテリーを組んだ捕手ダルトン・ラッシングとの呼吸が合わないシーンも見られた。
この試合での3失点は全て2回に喫し、そのうちの1点はサインミスによるラッシングのパスボールだった。また低めに投じたスイーパーを球審がボールとした判定に対し、大谷はABSチャレンジを要求。ラッシングは首を振り反対したが、大谷はチャレンジを止めず、結果的に判定はストライクに覆った。
試合後、ラッシングは反省の弁を述べ、MLB公式サイト『MLB.com』は3回以降は大谷が配球を決めていたと報じた。実績十分の大谷を、メジャー2年目のラッシングがリードしきれていない現状が浮き彫りになった。
この事態について、日本ハムやダイエー(現・ソフトバンク)などでプレーし、最優秀救援投手(現・最多セーブ)と最多勝を獲得した武田一浩氏が、自身のYouTubeチャンネルで語った。
同氏は、ダイエー時代の1997年に11歳下で当時高卒3年目だった城島健司氏とのやり取りを回想。アマチュアとプロのキャッチャーのレベルの違いに加え、「城島はどちらかというとバッティングが良かったので。そういう(バッテリー間の)考えがあんまり薄くて」という状態だったという。
その年、武田氏は開幕から4連勝したものの、城島氏の配球に違和感を覚え、最終的には4勝9敗に終わった。15勝(8敗)を挙げた前年から、投球回数は171回から163回2/3、防御率は3.84から3.85と、ともに遜色がなかったものの、勝ち星は3分の1以下に減ってしまった。
当時を、「信用がないと『何か違うんじゃないか』と思う。そうすると、投げる方も迷いが生じてくる。だんだん悪循環になっていって、サインが合わないと(持っている球種の全てに首を振り)一周しちゃう」と、配球自体よりも信じられないためにピッチングが狂うと振り返った。
ラッシングも“打撃型捕手”なうえ、監督の決断で育成された城島氏と異なり、レギュラーのウィル・スミスの負傷者リスト入りでスタメンのチャンスが巡ってきため、武田氏は25歳キャッチャーが投手からの信用を掴むのが難しいという見解を示した。
後にNPBを代表する捕手になりメジャーでも活躍した城島氏や、MLB屈指と評されているスミスも認められるまでに時間がかかったとし、「キャッチャーはレギュラーになったら長いんだけど、レギュラーになるまでが大変」と、そのポジション特性を説明。ラッシングには、「ピッチャーが教えていって、スミスが衰えたらレギュラーになれるのが一番」と期待を寄せた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】武田一浩氏がピッチャー大谷翔平の現状分析
打者としても5打数2安打1打点と、リアル二刀流でチームを勝利に導いた一方、バッテリーを組んだ捕手ダルトン・ラッシングとの呼吸が合わないシーンも見られた。
この試合での3失点は全て2回に喫し、そのうちの1点はサインミスによるラッシングのパスボールだった。また低めに投じたスイーパーを球審がボールとした判定に対し、大谷はABSチャレンジを要求。ラッシングは首を振り反対したが、大谷はチャレンジを止めず、結果的に判定はストライクに覆った。
試合後、ラッシングは反省の弁を述べ、MLB公式サイト『MLB.com』は3回以降は大谷が配球を決めていたと報じた。実績十分の大谷を、メジャー2年目のラッシングがリードしきれていない現状が浮き彫りになった。
この事態について、日本ハムやダイエー(現・ソフトバンク)などでプレーし、最優秀救援投手(現・最多セーブ)と最多勝を獲得した武田一浩氏が、自身のYouTubeチャンネルで語った。
同氏は、ダイエー時代の1997年に11歳下で当時高卒3年目だった城島健司氏とのやり取りを回想。アマチュアとプロのキャッチャーのレベルの違いに加え、「城島はどちらかというとバッティングが良かったので。そういう(バッテリー間の)考えがあんまり薄くて」という状態だったという。
その年、武田氏は開幕から4連勝したものの、城島氏の配球に違和感を覚え、最終的には4勝9敗に終わった。15勝(8敗)を挙げた前年から、投球回数は171回から163回2/3、防御率は3.84から3.85と、ともに遜色がなかったものの、勝ち星は3分の1以下に減ってしまった。
当時を、「信用がないと『何か違うんじゃないか』と思う。そうすると、投げる方も迷いが生じてくる。だんだん悪循環になっていって、サインが合わないと(持っている球種の全てに首を振り)一周しちゃう」と、配球自体よりも信じられないためにピッチングが狂うと振り返った。
ラッシングも“打撃型捕手”なうえ、監督の決断で育成された城島氏と異なり、レギュラーのウィル・スミスの負傷者リスト入りでスタメンのチャンスが巡ってきため、武田氏は25歳キャッチャーが投手からの信用を掴むのが難しいという見解を示した。
後にNPBを代表する捕手になりメジャーでも活躍した城島氏や、MLB屈指と評されているスミスも認められるまでに時間がかかったとし、「キャッチャーはレギュラーになったら長いんだけど、レギュラーになるまでが大変」と、そのポジション特性を説明。ラッシングには、「ピッチャーが教えていって、スミスが衰えたらレギュラーになれるのが一番」と期待を寄せた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】武田一浩氏がピッチャー大谷翔平の現状分析




