大都市の超強豪が“スモールマーケット球団”のお手本のような手法で再び成功を収めつつある。
ロサンゼルス・ドジャースは今年5月にトロント・ブルージェイズからDFAとなったエリック・ラウアーを金銭トレードで獲得。トロントで今季8登板(6先発)で防御率6.69、ERA+(リーグ平均と球場の影響を補正した数値。100が平均)「68」だった左腕を7試合(6先発)で防御率3.12、ERA+「134」と成績を劇的に向上させた。
そんな掘り出し物の左腕が、トレード市場で小さくない注目を集めている。米スポーツメディア『The Athletic』のケイティ・ウー記者とファビアン・アルダヤ記者が「ラウアーはトレードデッドライン(8月上旬)でドジャースにとって有力なトレード候補となり得る」と指摘。ブレイク・スネルやタイラー・グラスノーといったスター先発投手の復帰を控えているためであり、今期末で契約の切れるラウアーからできる限りのリターンを得るのが目的だ。
ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は2人の考えを引用しつつ、昨季のダスティン・メイ(現セントルイス・カーディナルス)の例を挙げる。2016年にドジャースに加入した右腕は才能の片りんを見せながらも度重なる故障や急性食道破裂による手術でシーズンを満足に投げた経験が無かったが、昨シーズンは健康を維持していた。
ドジャースはそんな右腕をボストン・レッドソックス(当時)に放出。対価として、ジェームズ・ティブス三世外野手(当時球団有望株5位)、ザック・エアハード外野手(同27位)を獲得し球界屈指のファームをさらに強化。一方で失われた戦力による影響の大小は、チャンピオンリングを見れば明らかだ。
メイの例を考慮すると、ラウアーのトレードでもほぼ確実に同様の対価が手に入ると『Dodgers Way』は予測する。今季のア・リーグの混戦ぶりやスネルとグラスノーが控えている状況を考えると、潜在的な取引相手はより増えるのではないかと示唆した。
また、ドジャースは選手の価値向上にも定評があり、特に多くの投手のキャリアを復活させてきた実績から「LAD魔改造工場」とも称されている。この恵まれたサポート体制が、平凡な投手を有望株へと変える“錬金術”を可能にしていると言える。
優勝候補筆頭として勝ち星を重ねながら然るべき動きを堅実に実行するドジャース。ただの金満球団ではなく、「スモールマーケット球団のマインドを備えた“賢い”ビッグクラブ」だと言える一つの理由だろう。
構成●THE DIGEST編集部
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ロサンゼルス・ドジャースは今年5月にトロント・ブルージェイズからDFAとなったエリック・ラウアーを金銭トレードで獲得。トロントで今季8登板(6先発)で防御率6.69、ERA+(リーグ平均と球場の影響を補正した数値。100が平均)「68」だった左腕を7試合(6先発)で防御率3.12、ERA+「134」と成績を劇的に向上させた。
そんな掘り出し物の左腕が、トレード市場で小さくない注目を集めている。米スポーツメディア『The Athletic』のケイティ・ウー記者とファビアン・アルダヤ記者が「ラウアーはトレードデッドライン(8月上旬)でドジャースにとって有力なトレード候補となり得る」と指摘。ブレイク・スネルやタイラー・グラスノーといったスター先発投手の復帰を控えているためであり、今期末で契約の切れるラウアーからできる限りのリターンを得るのが目的だ。
ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は2人の考えを引用しつつ、昨季のダスティン・メイ(現セントルイス・カーディナルス)の例を挙げる。2016年にドジャースに加入した右腕は才能の片りんを見せながらも度重なる故障や急性食道破裂による手術でシーズンを満足に投げた経験が無かったが、昨シーズンは健康を維持していた。
ドジャースはそんな右腕をボストン・レッドソックス(当時)に放出。対価として、ジェームズ・ティブス三世外野手(当時球団有望株5位)、ザック・エアハード外野手(同27位)を獲得し球界屈指のファームをさらに強化。一方で失われた戦力による影響の大小は、チャンピオンリングを見れば明らかだ。
メイの例を考慮すると、ラウアーのトレードでもほぼ確実に同様の対価が手に入ると『Dodgers Way』は予測する。今季のア・リーグの混戦ぶりやスネルとグラスノーが控えている状況を考えると、潜在的な取引相手はより増えるのではないかと示唆した。
また、ドジャースは選手の価値向上にも定評があり、特に多くの投手のキャリアを復活させてきた実績から「LAD魔改造工場」とも称されている。この恵まれたサポート体制が、平凡な投手を有望株へと変える“錬金術”を可能にしていると言える。
優勝候補筆頭として勝ち星を重ねながら然るべき動きを堅実に実行するドジャース。ただの金満球団ではなく、「スモールマーケット球団のマインドを備えた“賢い”ビッグクラブ」だと言える一つの理由だろう。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も




