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「打てなかったら『死ぬしかない』と思ってた」韓国代表キム・ドヨン激白、自身を精神的に「崖っぷちまで」追い詰めていた【アジア大会/野球】

THE DIGEST編集部

2026.09.29

大きな重圧と戦っていたと明かしたキム・ドヨン。(C) Getty Images

大きな重圧と戦っていたと明かしたキム・ドヨン。(C) Getty Images

 野球の韓国代表は9月27日、アジア大会の決勝戦で日本代表に3対1で勝利。5大会連続の金メダルを手にした。スター選手のキム・ドヨンは勝利の立役者となったものの、試合後に口にしたのは「申し訳ありません」という謝罪だった。

 今季KBOで123試合に出場し、打率.310、40本塁打、102打点、106得点、OPS1.053という圧倒的な成績を残しているスラッガーだが、代表の舞台では低迷。決勝戦を迎えた時点でのキム・ドヨンの打率は.211(19打数4安打)で打順も1番から3番へと変わるなど、試行錯誤が続いた。

 決勝でも初回に安打を放ったものの、2回には2死満塁で左飛に倒れ、その後2三振と精彩を欠いていた。そして、1対1で迎えた8回の第5打席。2死一、三塁の場面で内野安打とし、三塁走者が生還して勝ち越しに成功。その後リードを広げた韓国が残る2イニングを守り切り、金メダルを確定させた。

 母国メディア『スポーツ朝鮮』によると、キム・ドヨンは試合後に「金メダルを取れて嬉しい反面、どこかすっきりしない気持ちもある」と心境を吐露。「監督、コーチングスタッフ、選手、そしてファンのみなさんに申し訳なかった。自分ならもっと打てると期待してくれていたはずなのに、まったく応えられなかった」と悔しさをあらわにした。
 
 また、決勝打の瞬間については「本当に極端な考えをしていた。打てなかったら『本当に死ぬしかない』と思っていた」と告白。「崖っぷちまで追い詰められた状態で結果を出せたので、命が延びたようでほっとしている」と続けた。

 今大会の韓国代表は兵役免除がかかっていただけに、金メダル獲得に対する特別なプレッシャーが圧し掛かっていた。特にMLB挑戦の可能性があるキム・ドヨンにとっては、まさにキャリアの重大な局面だったとも言えるだろう。

 試合後、本人がSNSで公開した文章には「申し訳ありません」という言葉が3回並んだとスポーツ朝鮮を紹介している。「それほど今大会で背負っていた心の重荷は大きかったのだろう」と、同メディアは重圧の大きさを慮った。

構成●THE DIGEST編集部

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