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「別の箇所を痛めている?」それでも大谷翔平は「ドジャース最強打線に欠かせない」LA地元紙が“存在意義”力説「いい打撃をしないと誰が断言できるのか」

THE DIGEST編集部

2026.10.10

地元紙は不調の大谷翔平は打線に必要だと報じた。(C)Getty Images

地元紙は不調の大谷翔平は打線に必要だと報じた。(C)Getty Images

「プレーオフ最初のシリーズが終了して、残りは2シリーズ。しかし、大谷翔平は相変わらず大谷翔平らしくない。ロサンゼルス・ドジャースは、恥をかかせないように隠す場所を探しているかのように、ほぼ試合ごとに打順を変えている。アンドリュー・フリードマン編成本部長が先日語ったように、もしチームがいつかチャンスが訪れると本当に信じているのなら、その示し方は実に奇妙だ」

 ロサンゼルス地元紙『California Post』は現地10月9日の記事で、不振の大谷に言及。「投球もできず、今度は打撃もできない。ドジャースのスター選手をどう扱うべきか?」と報じた。

「統計的に見ると、大谷は昨年10月にはさらに悪い状況に陥っていた。ポストシーズン序盤の8試合で打率.121。しかし、ドジャースは大谷をいつもの1番打者に起用し続け、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で3本塁打を放った。ワールドシリーズでもさらに3本塁打を記録。当時、ドジャースは大谷の問題は身体的なものではなく、打撃フォームにあると確信していたため、起用し続けるのは容易な判断だった」

 ところが、今年の不調は様子が違うという。「フリードマン編成本部長らは去年と同じ状況だと主張しているが、今年の起用法を見る限り、右腕と左膝の健康状態が完全に回復しているというのは誇張、あるいはあからさまな嘘であると言えるだろう。大谷は、身体の別の箇所を痛めている可能性もある」と、大谷の不振の原因を推測した。

 右腕と左膝を痛めた大谷は9月11日に負傷者リスト入り。9月23日に復帰したものの、レギュラーシーズン最終盤の5試合で21打数5安打、打率.238、0本塁打、1打点。ポストシーズンに入っても、地区シリーズ4試合で13打数2安打、打率.154、0本塁打、0打点と調子が上がっていない。本塁打は8月18日以来、打っていない状況だ。

「大谷が負傷者リスト入りする前は、股関節と首に違和感を抱えていることが知られていた。アトランタ・ブレーブスとの地区シリーズ第3戦の最終打席では、ファウルボールを打った後に腰を押さえた。ミルウォーキー・ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズを前に、大谷は今ポストシーズンで13打数2安打、長打はゼロとなっている」


 
 こうした状況に同紙は、「さて、これからどうなるのか?」と問いかけると、「答えは簡単だ。これまでとは何ら変わらない、ということだ」と自答。「打順を4番や5番よりも下げる必要はない。指名打者の座を剥奪する必要もない。休ませる必要もない」と、現状の大谷をそのままスタメン起用する方針を後押ししている。

「現状、本塁打を期待するのは非現実的だ。ただ、大谷は出塁できている。地区シリーズ4試合すべてで出塁した。2安打、2四球、ひとつの打撃妨害。4度のMVP受賞者にとって信じられないほど低い基準だが、いまの大谷を低評価するべきではなく、チームの一員として評価するべきだ」

 その理由を同紙は次のように続けた。「ドジャースは投手力のチームであり、大量得点は期待されていないため、出塁している大谷はチームに貢献していると言えるだろう。打てる球を見逃して、ストライクゾーンの外に外れていく球に手を出しているが、相手投手は依然として敬意をもって最高の投球で攻めてくる。そこに選手としての価値があるのだ。世間で言われている新人ホスエ・デポーラと入れ替えたとしても、それが戦力アップにつながると考えるのは甘いと言わざるをえない」。

 地区シリーズ第4戦の2回、四球で出塁した大谷は盗塁を成功させ、相手捕手の暴投で三塁に進塁。マックス・マンシーの飛球を遊撃手が落球し、大谷が生還した。

「もし大谷が盗塁をしていなかったら、同点のホームを踏んでいなかったら、試合展開はまったく違ったものになっていただろう。第3戦でも打撃妨害で出塁し、満塁のチャンスを作った。その回に得点できなかったものの、相手先発クリス・セールの球数を増やし、満塁のプレッシャーをかけた点は、意義のあるものだった」

 どんな調子であれ、起用可能なら大谷はスタメンで出場するべきだと同紙は強調する。「打てるかどうかに関わらず、ドジャースの最強打線に大谷は欠かせない。確かに今プレーオフでは、脅威となっていないかもしれない。しかし、決定的な場面でいい打撃をしないと誰が断言できるのか。現時点で他の選手たちと比べて決して劣っているわけではない」。

 ドジャースはリーグ優勝決定シリーズ(7戦4勝制)で、昨年と同じくミルウォーキー・ブルワーズと対戦。注目の初戦は日本時間12日に行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部
【記事】「大谷翔平はどこにいる?」ドジャースの公式投稿が物議「いつもオオタニを使っているのに、ここで外すのか」「敬意を払ってほしい」
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