NPBのドラフト会議が、10月22日に開催される。今年も多くの選手たちがプロ球団からの指名を心待ちにし、ファンはアマチュアのスター選手がどのチームに入るか、注目している。そのなかで、福岡ソフトバンクホークスの取締役などを務めた小林至氏が"調査書"について語った。
ドラフトの前、選手サイドはプロ志望届を提出し、チームから選手には調査書を送る。ただ、NPB側が最も必要な情報を得るのは難しいと小林氏は明かす。
調査書はプロ入りを熱望する選手や、指名がかかるかギリギリのプレイヤーにとっては、就職活動で使用されるエントリーシートのようなものだと評する同氏は、「球団が一番欲しいのはメディカル情報。でも、それは絶対に書かない。私が選手だったら書かないです」と述べる。
自身も、ソフトバンク在籍時に獲得した選手のなかで入団直後に大きな故障が発覚したケースが複数あったと振り返る小林氏は、「選手は(身体の情報を)出さないです。だからスカウトが、(プロ志望届の提出までは)接触できないのに、ずっと見ているわけです」としながらも、その難しさをこう語る。
「有力な選手は、中学生の時から見ています。高校でグッと伸びる選手もいます。でも高3になって急に見始めるってことはない。ずっと追って、それでも分からないです」
小林氏は、NPBで選手の情報を共有する議論はしていると推測するが、"抜け駆け"する球団や、どこの病院で行なうのか、アマチュア側からすれば"見本市"的で教育上どうなのか、といったさまざまな問題があると指摘する。
一方、アメリカではMLB球団が選手のメディカル情報を得るために「ドラフト・コンバイン」と身体検査があるという。今夏にマイアミ・マーリンズからの指名を受けて入団を決意した佐々木麟太郎も参加したこのイベントは、出場しないと怪我などを疑われ、出て指名されれば順位に応じた保証金が出る制度があるという。
東京大を卒業後に千葉ロッテマリーンズでプレーし、引退後はコロンビア大学経営大学院を修了しMBAを取得するなど、日米の球界事情に精通している小林氏が、両国の事情を説明した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】小林至氏が日米のドラフト候補選手への対応の違いを説明
ドラフトの前、選手サイドはプロ志望届を提出し、チームから選手には調査書を送る。ただ、NPB側が最も必要な情報を得るのは難しいと小林氏は明かす。
調査書はプロ入りを熱望する選手や、指名がかかるかギリギリのプレイヤーにとっては、就職活動で使用されるエントリーシートのようなものだと評する同氏は、「球団が一番欲しいのはメディカル情報。でも、それは絶対に書かない。私が選手だったら書かないです」と述べる。
自身も、ソフトバンク在籍時に獲得した選手のなかで入団直後に大きな故障が発覚したケースが複数あったと振り返る小林氏は、「選手は(身体の情報を)出さないです。だからスカウトが、(プロ志望届の提出までは)接触できないのに、ずっと見ているわけです」としながらも、その難しさをこう語る。
「有力な選手は、中学生の時から見ています。高校でグッと伸びる選手もいます。でも高3になって急に見始めるってことはない。ずっと追って、それでも分からないです」
小林氏は、NPBで選手の情報を共有する議論はしていると推測するが、"抜け駆け"する球団や、どこの病院で行なうのか、アマチュア側からすれば"見本市"的で教育上どうなのか、といったさまざまな問題があると指摘する。
一方、アメリカではMLB球団が選手のメディカル情報を得るために「ドラフト・コンバイン」と身体検査があるという。今夏にマイアミ・マーリンズからの指名を受けて入団を決意した佐々木麟太郎も参加したこのイベントは、出場しないと怪我などを疑われ、出て指名されれば順位に応じた保証金が出る制度があるという。
東京大を卒業後に千葉ロッテマリーンズでプレーし、引退後はコロンビア大学経営大学院を修了しMBAを取得するなど、日米の球界事情に精通している小林氏が、両国の事情を説明した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】小林至氏が日米のドラフト候補選手への対応の違いを説明