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プロ野球

松井秀喜新監督の巨人は「常勝軍団」になれるか? 歴代政権の“初ドラフト”から探る「育成全振り」の意味

THE DIGEST編集部

2026.10.27

巨人の監督就任が決まった松井秀喜氏。写真:産経新聞社

巨人の監督就任が決まった松井秀喜氏。写真:産経新聞社

 10月23日、読売ジャイアンツは2027年シーズンから、松井秀喜が新監督に就任することを発表した。かつて3度のMVP、同じく3度の本塁打王に輝き、G党を魅了した“ゴジラ”が24年ぶりにチームへ復帰することになる。

 そして、それに先立つ22日には、プロ野球ドラフト会議も行なわれ、巨人はメジャー挑戦を表明していた織田翔希(横浜高)を強行指名したことでも話題となった。さて、ここからはしばし松井から離れて歴史の話にお付き合いいただきたい。下記は巨人の新監督が、就任してから最初に迎えるドラフト(つまり最初のシーズンの前年のドラフト)で指名した選手を、高校生/大学生/社会人の人数別に分けたものである。

1974年 長嶋茂雄 2人/1人/3人
1980年 藤田元司 3人/1人/0人
1983年 王貞治 6人/0人/0人
1988年 藤田元司(第二次) 2人/0人/4人
1992年 長嶋茂雄(第二次) 2人/2人/1人
2001年 原辰徳 4人/1人/1人
2003年 堀内恒夫 3人/3人/1人
2005年 原辰徳(第二次) 3人/5人/2人
2015年 高橋由伸 2人/5人/1人
2018年 原辰徳(第三次) 5人/1人/0人
2023年 阿部慎之助 0人/1人/4人
2026年 松井秀喜 4人/2人/0人

※支配下ドラフトのみ。育成指名は含めない。
 
 プロ野球では新監督が就任すると、ドラフトでは結果を求めて大学生・社会人の即戦力重視に傾くことも多い。だが、巨人はやや事情が異なり、たとえ新監督最初のドラフトであっても「将来性重視」、もしくは「バランス重視」の傾向が見えてくる。内訳がそこまで偏った年は少ないのだ。88年の第二次藤田政権開始時は一見即戦力志向に見えるが、ドラフト外で3人の高校生を獲得。その中からのちの守護神・石毛博史らが育った。

 05年の第二次原政権発足時はそもそもドラフトが高校生と大学生・社会人に分離されており、どのチームも人数の内訳は似たり寄ったり。また、巨人は育成ドラフトで、のちに球史に残るリリーフ投手へと上り詰める山口鉄也を指名している。

 ところが、15年の高橋、および23年の阿部政権については明らかに様子が違う。
 
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