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「人形相手に投球練習」「車を押す」メジャーリーガーのユニークな"自宅練習方法"を紹介

2020.04.14

ピーニャはメジャー6年で通算27本塁打。そこまで怪力のイメージはなかったが、まさか車を押すことができるとは……。(C)Getty Images

 新型コロナウイルスの感染拡大によって開幕が延期となったMLB。選手たちも自宅待機を余儀なくされているが、そんな状況下でも彼らは来るべき開幕の日に備えて自宅でトレーニングに励んでいる。その様子をSNSに投稿する選手も多く、MLB.comはユニークな練習に取り組んでいる選手を紹介している。たとえば……

▼ジャレッド・ヒューズ投手
 現在フリ-・エージェントのリリーフ右腕は自宅の庭に自分で土を盛り、マウンドを作って投球練習。キャッチャーの代わりに、レンジャーズなどで活躍したロッド・バラハス捕手の"空気人形"を用意し、ダンボールで作ったタッカー・バーンハート捕手(レッズ)の人形を打席に立たせるなど、新たな働き口を見つけるべく実戦的な(?)練習に取り組んでいる。

▼ニック・ソラック三塁手(レンジャーズ)
 白く塗った段ボールのベースやネットなどを使って、家の裏庭に"ミニ球場"を建設。そこで、軽くて小さなウイッフルボールを射出する投球マシンを相手にバッテイング練習をしている。このマシンは昨季チームメイトだったハンター・ペンス外野手(現ジャイアンツ)が、実際に打撃練習で使っていたものだという。
 
▼マニー・ピーニャ捕手(ブルワーズ)
 トレーニングの模様をインスタグラムに動画で投稿。ごく普通の練習風景かと思いきや、最後には衝撃の光景が……なんと、SUVを手で押して動かしているのだ。

▼グレイソン・ロドリゲス投手(オリオールズ)
 球団屈指のプロスペクト投手として期待を集める彼は、キャッチボールの様子をツイッターに投稿。これがただのキャッチボールではなく、幅が100メートル近くもある大きな池を挟んでの大遠投。その強肩ぶりがよくわかる。

▼ノーラン・アレナード三塁手&ジョシュ・フェンテス一塁手(ロッキーズ)
 いとこ同士でチームメイトでもある2人は、家のバッティングケージでマシンを相手に守備練習。だが、ボールが射出されるペースが速すぎて全然練習になっていない。マイナー時代に2人を指導していたジェリー・ワインスタインは、ツイッターに投稿されたこの動画を見て「バカなことやってないで本でも読んでろ!」とコメント。

 他にもジョン・ミーンズ投手(オリオールズ)が奥さんを打席に立たせてピッチング練習に励んだり、オースティン・メドウズ外野手(レイズ)が、まるでトビウオのようにプールから飛び出す様子を投稿したりと、メジャーリーガーたちは自宅にいても思い思いの方法でトレーニングを楽しんでいるようだ。彼らがこの練習の成果(?)を、試合で発揮する日を楽しみにしたい。

構成●スラッガー編集部

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