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MLB

人気ラッパーによる“史上最低”の笑劇始球式に再脚光。「今でも色褪せない笑」とファン歓喜

SLUGGER編集部

2020.05.28

まさかの始球式をやらかした50セント。いつまで経ってもその魅力はファンを虜に? (C)Getty Images

まさかの始球式をやらかした50セント。いつまで経ってもその魅力はファンを虜に? (C)Getty Images

 新型コロナウイルス感染拡大により、野球のある日々がなくなって久しいが、現地26日、ある「野球動画」が再脚光を浴びている。6年前に行われた、「史上最低」との呼び声高い始球式の映像だ。

 主役は人気ラッパーの50セント。この日、ニューヨークメッツのホームで行われたピッツバーグ・パイレーツとの一戦で始球式に招かれた50セントは、自らの名前にちなんで背番号「50」、苗字の「JACKSON」と縫われたメッツの特注ユニフォームを着て、意気揚々とマウンドに上がった。

 左手でボールを握り、洗練された体格の醸し出す佇まいは、さながら本格派左腕のそれ。試合前には、メッツでも活躍したサイ・ヤング賞2回の左腕投手、ヨハン・サンタナと似ているという声もあった。50セント自身は、ボクシングのプロモーター業も手掛けているだけに、一層周りの期待は膨れ上がっていった。
 
 いざ投球。50セントは大きく振りかぶってズドン……とはならず、ボールはぐんぐん左へそれていく、しかもヘナヘナで。時計で言えば捕手を0時とすると、9時と10時の間くらいに飛んでいき、一塁方向で撮影をしていたカメラマンの方に向かっていったのだった。

 この動画は瞬く間にSNS上で拡散。「ひどすぎる笑」「史上最低の始球式だ」「もしかして彼は右利きだったのでは?」「いや逆の方でもひどすぎる笑」といった声で
埋め尽くされた。そして6年の月日が経ち、野球関連の面白動画などを取り扱う『Cut4』で再び取り上げられると、当時と同じようなコメントや、「今見ても彼が一番ひどい笑」「色褪せない下手っぷり」という称賛(?)する声があがっていた。

構成●SLUGGER編集部

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