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プロ野球

巨人が5年ぶりのリーグ制覇!涙の原監督は「坂本がぶっちぎりのMVP」

氏原英明

2019.09.21

原監督はキャプテンとしてチームを牽引した坂本(写真)を手放しで称賛した。(C)Getty Images

原監督はキャプテンとしてチームを牽引した坂本(写真)を手放しで称賛した。(C)Getty Images

 プロ野球のペナントレースは21日、優勝に王手をかけていたセ・リーグの首位・巨人が3−2で2位・DeNAを延長戦の末に破って、5年ぶり37度目のリーグ制覇を決めた。

 試合は3回に2点を先行される苦しい展開だったが、7回、4番・岡本和真の二塁打を皮切りに1点を返して反撃すると、土壇場の9回表に相手の守護神・山崎康晃を攻めて、2死一二塁から小林誠司の適時打で同点。10回には、2つの四球で好機を掴むと、途中出場の増田大輝が中前へしぶとくはじき返して勝ち越した。

 投げても、先発の高卒ルーキーの戸郷翔征が5回途中までを2失点に抑えてゲームメイク。その後を2番手の高木京介がしっかりとつないで、マシソン、中川皓太、澤村拓一、大竹寛、デラロサと決死の継投を見せた。
 優勝監督に返り咲いた原辰徳監督は「阿部、亀井、坂本、岡本。固定観点を捨てて、どうやったら強くなるか、どういうチームを作れば勝てるのかと昨年の秋からやってきた。一つになるというところは、今までにない素晴らしいチームだと思う」と涙を浮かべて喜びを語った。

 また、キャプテンを務めて大活躍した坂本にも触れ「入団1年目から彼を見ていますが、チームをまとめる力は先輩の阿部に負けないくらいほど戦ってくれた。ぶっちぎりのMVPだと思います」と称賛していた。

文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。
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