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プロ野球

オリックス“出戻り”のロメロは「メジャー複数球団も狙っていた」と現地メディアが報道。日本残留の理由とは?

THE DIGEST編集部

2021.01.10

楽天で活躍したロメロが1年で“出戻り”。現地の報道ではMLB球団も狙っていたというが…。写真:滝川敏之

楽天で活躍したロメロが1年で“出戻り”。現地の報道ではMLB球団も狙っていたというが…。写真:滝川敏之

 パ・リーグ最下位のオリックスの救世主となるか。8日、オリックスは楽天に所属していた外野手のステフェン・ロメロと契約合意したことを発表した。

 ロメロは2017年から3年間オリックスに在籍しており、303試合で60本塁打を放ったスラッガーだ。来日1年目にシーズン3本のサヨナラアーチを放つ活躍で3年契約を結んだものの、何かと故障が多いため、3年目を終えて退団。そして楽天に移った昨季はほぼ故障なく過ごし、103試合で24本塁打、OPS.893と見事な活躍を見せ、7月には“古巣”オリックスから一発を放って全12球団本塁打も達成した。
 
 健康であれば確実に結果を残す強打者を巡っては、日本球界のみならずメジャーも注目していた。移籍情報を取り扱う最大手メディア『MLBトレード・ルーマーズ』は、「32歳のロメロは過去2シーズンは特に結果を残しており、このオフにMLBの複数球団が彼をアメリカに呼び戻そうとしていた」と、日米間で争奪戦があったことを示唆している

 来日前のロメロはシアトル・マリナーズに所属。3年間の94試合で打率.195、17本塁打、OPS.549と完全にレギュラー外の選手だったが、日本で結果を残し、“逆輸入”のチャンスもあったというわけだ。しかし、「私にとってバファローズの選手、スタッフは家族のような存在。再び戻ってプレーできることが決まり、大変うれしく思っています」とコメントしたように、愛着あるチームのオファーの方により魅力を感じたということだろうか。

 低迷が続くオリックスの最大の課題は得点力。ロメロが健康に過ごし、首位打者の吉田正尚、メジャーで実績十分のアダム・ジョーンズの本領が発揮できれば、リーグ屈指の中軸が結成されるはずである。

構成●THE DIGEST編集部
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