プロ野球

57年間休むことなく「記録の手帳」を書き続けた”記録の神様”――千葉功さんが85歳で逝去

2021.01.27

実に57年間、2897回にわたって「記録の手帳」を書き続けた千葉さん。生前は長期連載のコツを「三度の食事のように生活の一部になっていた」と語っていた。写真:産経新聞社

 プロ野球の記録に関する複数の著書を持ち、"記録の神様"とも称された元パ・リーグ記録部長の千葉功さんが26日、脳出血のため85歳で亡くなった。

 千葉さんは1935年、東京生まれ。都立江北高を卒業後、54年からパ・リーグ記録部に入り、75年から95年までは記録部長も務めた。
 
 61年からは『週刊ベースボール』で、野球の面白さを記録から発掘するコラム『記録の手帳』を連載。日本だけでなくMLBのさまざまな記録を紹介し、2017年まで一度も休載することなく2897回にわたって書き続けた。00年に連載2000回に到達した時点では、日本の週刊誌では最長の連載記録だったという。これらのコラムの数々は『日本プロ野球記録史』全5巻、および『プロ野球 記録の手帖』(ともにベースボール・マガジン社発行)にまとめられている。

構成●THE DIGEST編集部