開始から１週間が経過したメジャーリーグの春季キャンプ。米メディアの『FOX SPORTS』が28日、「春季キャンプの見るべき筋書き10選」と題した特集記事のなかで、エンジェルス・大谷翔平のコンディションを取り上げた。
　
　記事を執筆したMLBアナリストのベン・バーランダー氏は、「メジャーリーグで最も特別で、ワクワクする選手の一人である」と大谷を紹介。一方、昨年の不本意な成績にも言及し、「彼の問題は、健康でなかったことである」と、身体的なコンディションが成績を左右すると指摘した。
　
　大谷は、右肘と左膝の手術からのリハビリに明け暮れた過去２年とは違い、健康体で今キャンプを迎えている。ブルペンでは97マイル（約156キロ）を投じており、調整は順調に進んでいるようだ。
  　同記者はこの点にも触れ、「万全の状態であれば、マウンドで衝撃を与えられるポテンシャルがあり、相手が警戒しなくてはいけない選手」と、改めて能力の高さを強調。「そうなることが今季の私の望みだ」と、51.2イニングを投げ４勝した１年目以来となる剛腕復活に大きな期待を寄せた。

　10選のその他には、ダルビッシュ有、フェルナンド・タティスJr.というパドレスの投打の柱や、昨年のサイ・ヤング賞トレバー・バウアーが入団したドジャースの先発ローテーションが挙げられている。

　現地時間27日には、ストレートが160キロ越えを記録したとも報じられた大谷。その復活と躍動への道のりには、現地アメリカ、そして母国の日本からも熱い視線が注がれている。

構成●THE DIGEST編集部

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