メジャー挑戦4年目のシーズンに"二刀流"の復活を目指す、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平には、米紙も期待を寄せているようだ。
現地時間3月1日に行なわれたホワイトソックスとのオープン戦で、2番DHで出場した大谷は2安打を記録。そのパフォーマンスについて、地元紙『THE ORANGE COUNTRY』は、『ホワイトソックスと引き分けたエンジェルスのショウヘイ・オオタニが、良いスタートを切る』という見出しを打ち、本人のコメントとともに、その充実ぶりを紹介している。
「OPSが.657、打率.190に終わった昨シーズンの終了後に、フォームの大規模な改造を行ったオオタニは、この日の試合後、『本来の状態に戻りつつあり、良いスイングができると思う。今は気分が良い』と通訳を介して語った」
また『MLB .Com』のレット・ボルリンジャー記者も、試合結果と合わせて、新たな打撃フォームについて言及した。
「2019年10月に行った左膝の手術の影響で、昨シーズンは、その左膝が逃げる打撃フォームだった。だが、今は、打席で左足が動かないようにすることを重視して、練習に取り組んでいる。ホワイトソックス戦で見せたスイングは、昨シーズンよりもはるかに良い状態だった」
【動画】二刀流復活への期待が高まる! 大谷翔平のブルペン投球シーンはこちら 同記事内では、27日に行なわれた練習で実践登板(ライブBP)した"投手・大谷"についても、「エンジェルスの『二刀流スター』のショウヘイ・オオタニは、100mph(161キロ)を記録するなど好印象を残した」と紹介している。
大谷に対する投打における期待は高る一方だが、アメリカの放送局『CBS』が「春季キャンプ開始後初の週末、最も注目すべきは試合ではなく、土曜日にエンジェルスのバックフィールドで行なわれたオオタニの投球だった」と報じるなど、とりわけ投手としての復活に対する注目度の高さをうかがわせた。
「35球を投げたオオタニの速球は時速100マイル(約161キロ)を記録。彼が最後に行なった投球練習で記録した97マイルから大幅に上昇した。昨年のメジャーリーグで、彼が投じた80球のうち、97マイルに至ったのは、たったの1球のみ。それを考えると、オオタニがトミー・ジョン手術からのピッチングの感覚を取り戻そうとしていた昨シーズンよりも、現在の方が良い状態に見えるのは当然だ」
さらに同メディアは、「オオタニの『二刀流』は魅力的だ。新型コロナウイルスの影響により満足な調整が出来なかった昨シーズンとは異なり、順調な調整を進められている。これは、オオタニ"投手"にも好影響を与える可能性がある。怪我をする前は、10回試合に先発し、防御率3.31 ERA、1.16 WHIP、11.0 Kという記録だったことを覚えておいてほしい」と、期待を寄せる内容で特集を締めくくった。
文●白鳥純一(フリーライター)
現地時間3月1日に行なわれたホワイトソックスとのオープン戦で、2番DHで出場した大谷は2安打を記録。そのパフォーマンスについて、地元紙『THE ORANGE COUNTRY』は、『ホワイトソックスと引き分けたエンジェルスのショウヘイ・オオタニが、良いスタートを切る』という見出しを打ち、本人のコメントとともに、その充実ぶりを紹介している。
「OPSが.657、打率.190に終わった昨シーズンの終了後に、フォームの大規模な改造を行ったオオタニは、この日の試合後、『本来の状態に戻りつつあり、良いスイングができると思う。今は気分が良い』と通訳を介して語った」
また『MLB .Com』のレット・ボルリンジャー記者も、試合結果と合わせて、新たな打撃フォームについて言及した。
「2019年10月に行った左膝の手術の影響で、昨シーズンは、その左膝が逃げる打撃フォームだった。だが、今は、打席で左足が動かないようにすることを重視して、練習に取り組んでいる。ホワイトソックス戦で見せたスイングは、昨シーズンよりもはるかに良い状態だった」
【動画】二刀流復活への期待が高まる! 大谷翔平のブルペン投球シーンはこちら 同記事内では、27日に行なわれた練習で実践登板(ライブBP)した"投手・大谷"についても、「エンジェルスの『二刀流スター』のショウヘイ・オオタニは、100mph(161キロ)を記録するなど好印象を残した」と紹介している。
大谷に対する投打における期待は高る一方だが、アメリカの放送局『CBS』が「春季キャンプ開始後初の週末、最も注目すべきは試合ではなく、土曜日にエンジェルスのバックフィールドで行なわれたオオタニの投球だった」と報じるなど、とりわけ投手としての復活に対する注目度の高さをうかがわせた。
「35球を投げたオオタニの速球は時速100マイル(約161キロ)を記録。彼が最後に行なった投球練習で記録した97マイルから大幅に上昇した。昨年のメジャーリーグで、彼が投じた80球のうち、97マイルに至ったのは、たったの1球のみ。それを考えると、オオタニがトミー・ジョン手術からのピッチングの感覚を取り戻そうとしていた昨シーズンよりも、現在の方が良い状態に見えるのは当然だ」
さらに同メディアは、「オオタニの『二刀流』は魅力的だ。新型コロナウイルスの影響により満足な調整が出来なかった昨シーズンとは異なり、順調な調整を進められている。これは、オオタニ"投手"にも好影響を与える可能性がある。怪我をする前は、10回試合に先発し、防御率3.31 ERA、1.16 WHIP、11.0 Kという記録だったことを覚えておいてほしい」と、期待を寄せる内容で特集を締めくくった。
文●白鳥純一(フリーライター)