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MLB

大谷翔平は「ランボルギーニ」の異名を持つ“MLB最速男”にも屈して無安打に。エンジェルスも今季初の連敗

THE DIGEST編集部

2021.04.15

ロイヤルズ先発ケラーのピッチングにタイミングをずらされ、2三振を喫した大谷。その表情は今日は曇りがちだった。(C) Getty Images

ロイヤルズ先発ケラーのピッチングにタイミングをずらされ、2三振を喫した大谷。その表情は今日は曇りがちだった。(C) Getty Images

 現地時間4月14日、エンジェルスに所属する大谷翔平は、敵地でのロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数無安打2三振と苦戦し、チームも1-6で敗れた。

 前日の試合で日米通算99号となる今季第4号の圧巻のホームランを放って「まさしく非現実的な男だ」(米放送局『FOX Sports』)と絶賛された大谷。ロイヤルズの新エースとして期待される25歳の右腕ブラッド・ケラーと対峙した第1打席は、ノーアウト1塁で迎えた。

 96マイル(約154キロ)前後の直球を軸にした攻めを講じる相手バッテリーにたった2球で追い込まれながら6球も粘った大谷だったが、最後は高めに投じられた96マイルのストレートに手を出して空振り三振に終わった。

 スコアレスでのしびれる投手戦が続いた3回表に、1死ランナー1、2塁で第2打席を迎えた大谷。ここでも重たい直球に差し込まれるような場面が目立ったが、危なげなく粘って四球を選択。しかし、続く3番マイク・トラウト、4番ジャレッド・ウォルシュが連続三振にとなって、エンジェルスは満塁の絶好機を逸する。

【動画】二刀流の先達、ボー・ジャクソンと比較される圧巻打撃! 大谷翔平の最新ホームランはこちら
 3回裏にサルバトーレ・ペレスのホームラン、4回裏にキャム・ギャラガーの犠牲フライで、それぞれ1点ずつをもぎ取られ、ロイヤルズに先行されたエンジェルスは、ケリーの前にあと一本が出ない。5回表に第3打席に立った大谷も相手右腕の直球と変化球のコンビネーションに屈して二度目の三振を喫する。

 ここでエンジェルスは粘りを見せる。6回表、3番のトラウトが出塁してから4番ウォルシュのタイムリーで1点差にすると、ついには手こずっていたケラーをマウンドから引きずり下ろす。しかし、ここで送り出されたロイヤルズの中継ぎジェーク・ブレンツが好救援で同点は許さなかった。

 その後、ロイヤルズが3点を追加して迎えた7回表の先頭打者として第4打席目に立った大谷は、昨季MLB最速の102.2マイル(約164キロ)を投げて「ランボルギーニ」の異名を持つ右腕ジョシュ・ストーモントと対峙。ここで積極果敢に2球目を打ちに行くも、内角を差し込まれてレフトフライに打ち取られてしまった。

 さらに1点を奪われて5点差とされた9回もあっさりと抑え込まれ、今季初の連敗を喫したエンジェルス。現地時間4月16日から本拠地で行なわれるツインズとの3連戦ではしっかりと勝ち越したいところだ。

構成●THE DIGEST編集部
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