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「テーピングなしで23球!」大谷翔平、次回の“リアル二刀流”はいつになる? 指揮官と現地メディアの見解から読み解く

THE DIGEST編集部

2021.04.18

シーズン開幕前に作ったマメに苦しむ大谷。それでも“リアル二刀流”は復活目前だ。(C)Getty Images

 メジャー4年目を迎えた今シーズン、エンジェルスの大谷翔平は最高のスタートダッシュを切った。

 とりわけ打撃はすこぶる好調だ。開幕11試合で打率.333、ホームラン4本、打点12、さらに.800を超えれば優秀とされるOPS(出塁率と長打率とを足し合わせた値)は、驚異の1.076というハイアベレージを維持している。

 一方で二刀流としての完全復活を目指す大谷に関してやはり気になるのが、「投手」としてのパフォーマンスだ。今月4日に行なわれたホワイトソックス戦ではメジャー118年ぶりとなる「2番・投手」で先発登板。渡米後最速となる162.7キロを計測して小さくない話題をさらった。

 とはいえ、この試合以来、先発マウンドから遠ざかっている。原因は、利き手の右手中指にできたマメだ。北海道日本ハムファイターズ時代にも同じ症状に苦しんだ経験があるだけに、なによりも戦線離脱を恐れるエンジェルスは、実戦復帰に慎重な姿勢を崩さない。

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 では、大谷は次にいつ先発登板を果たすのか。ここにきて明るいニュースが舞い込んできた。米メディア『The Athletic』によれば、現地時間4月16日のツインズ戦を前に、捕手を座らせて平地で変化球も交えた投球練習を行なったというのだ。

 大谷についてエンジェルスのジョー・マッドン監督は、「ショウヘイは明日、ブルペンで投球練習をやる。その後の状態で来週に実戦登板が可能かを判断する」と明言。これを受けて地元放送局『CBS Sports』は、「オオタニはすでに水曜日のブルペン練習でテーピングなしで23球を投げた。少しずつ状態は上向いていると言っていい」と期待を寄せた。

 気になるのは復帰戦の相手。投球練習の経過次第ではあるものの、『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は、20日から本拠地で開催されるレンジャーズとの3連戦か、続くアストロズとの3連戦には「準備が整う」と推察している。

 現在、アメリカン・リーグ西地区で上位争いを繰り広げるエンジェルス。それだけに100マイルの剛速球と鋭いスプリットを誇る「投手・大谷」が復帰すれば、鬼に金棒といったところだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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