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MLB

「今夜のメインアトラクション」5回無失点6奪三振で2連勝の有原航平は「新たなコルビー・ルイス」に?

THE DIGEST編集部

2021.04.21

抜群の制球力で2連勝を飾った有原。その精度の高いピッチングは、首脳陣から高い評価を受けている。(C)Getty Images

抜群の制球力で2連勝を飾った有原。その精度の高いピッチングは、首脳陣から高い評価を受けている。(C)Getty Images

 テキサス・レンジャーズの有原航平は現地時間4月19日、ロサンゼルス・エンジェルスを相手に今季4度目となる先発登板。大谷翔平との対戦も注目された一戦だったが、5回2/3を投げて2安打2四球6三振の好投を見せ、前回登板に続く無失点ピッチングで2連勝をあげた。

 安定感ある巧みな投球には、海外メディアも賛辞を送る。

 MLB公式サイト『MLB.com』はその多彩な変化球に注目。「アリハラは全7つの球種を効果的にかつ効率的に使い、連続無失点を12回1/3に伸ばした。カーブを使ったのは1回だけだったが、フォーシームは77球のうち27%だけだった」と的を絞らせない投球術を取り上げている。

 また、レンジャーズ専門メディア『LONE STAR BALL』は、有原が「今夜のメインアトラクション」だったと表現し、かつて日本でも活躍したコルビー・ルイスになぞらえて称賛した。
 
 有原はこの日エンジェルスのマイク・トラウトから1試合で2三振を奪ったが、レンジャーズの投手として、それは2016年にルイスが記録して以来のことだった。加えて同記事によると、記録だけではなく投球自体も、イニングイーターとして鳴らしたルイスを思い起こさせるものだったという。

「アリハラを見ているとコルビーのことを少し思い出す。彼がコルビーと共通して持っているように思われることがある。深いカウントを避け、四球で打者を歩かせることをアレルギーのように嫌う(21回1/3のMLBキャリアで四球はたった3つだけ)。80マイル台前半の厄介なスライダーを投げ、必要なときに空振りや打ち損じを奪う。もし新しいコルビー・ルイスが手に入るなら、私はそれを死ぬほど愛するだろう」

 投手陣が課題とされているレンジャーズで、早くも着実に結果を積み重ね始めている有原航平。28歳の右腕は、新たなコルビー・ルイスとして「死ぬほど」愛される存在になれるだろうか。ルーキーイヤーの序盤戦、ここまで順調であることは確かだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】6つの三振を奪う好投!有原の奪三振ハイライト

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