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「ふざけんじゃねぇ!」カブスの魔術師バエズが三振を取った相手投手に激昂! 中指を突き立てて大乱闘に「尋常じゃない…」

THE DIGEST編集部

2021.05.03

相手野手の制止を振り切ってギャレットのもとへ突進するバエズ。カブスの名手は一体なぜキレたのか?(C)Getty Images

 大迫力の"乱闘"が展開された。現地時間5月1日に開催された本拠地でシンシナティ・レッズとシカゴ・カブスの一戦だ。

 カブスが1点のリードをした8回裏だった。1死からレッズの4番手アミール・ギャレットは、相手の4番アンソニー・リゾーをスライダーで空振り三振に切って取ると、胸をたたきながら雄たけびをあげた。

 相手左腕のオーバーリアクションにカブス側も声を荒げた。そしてギャレットが反応するやいなや、激高したハビア・バエズがベンチを飛び出して、敵投手へと向かっていったのだ。結局、両軍総出となる大乱闘へと発展していった。

 中指を突き立て、「ふざけんじゃねぇ! なめんなよ」と暴言を吐き捨てた"エル・マーゴ(魔術師)"の異名を持つ名手は、試合後の取材で「ギャレットのスタイルは分かってるけど、仲間やチームを馬鹿にするのは許せない」とリゾーに敬意を欠いた相手投手への怒りを隠さなかった。

【動画】世界が騒然としたカブスの魔術師バエズの大乱闘シーンはこちら
 一方でギャレットも黙ってはいない。試合後の取材で「一体何が起きたのかはよくわからない」と語ったうえで、バエズを非難した。

「何と言われようと嘘をついているのはあいつだ。あいつの仲間でさえ味方になんかならないと思う。あいつが間違っていることを知っているからな。俺たちは野球をするためにここにいる。闘うためじゃない。何よりも試合を尊重すべきだ。もしも、また同じようなことがあれば、俺も同じようなことをするさ」

 血の気の多い両雄の乱闘は地元メディアも大きく取り上げている。カブスの専門メディア『CubsHQ』が「レッズとの確執は根深い。バエズは中指を突き立てて露骨に怒りを露わにした」と記せば、米放送局『CBS』は、「発端となったギャレットが何を言ったかは不明だが、三振を奪った彼にバエズは尋常じゃないぐらいに怒った」と乱闘シーンを描写した。

 同じナショナル・リーグ中地区で争う両軍の対戦が白熱するのは必至。そのなかでヒートアップしたバエズとギャレットの対決は注目したいところだ。

構成●THE DIGEST編集部
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