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MLB

大谷翔平、105年ぶりの快挙達成もノーヒットに終わる。また“投壊”のエンジェルスはホームラン攻勢に屈する

THE DIGEST編集部

2021.05.13

先発登板の翌日に1番として起用された大谷だったが、本領発揮には至らなかった。(C)Getty Images

先発登板の翌日に1番として起用された大谷だったが、本領発揮には至らなかった。(C)Getty Images

 現地時間5月13日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦に「1番・DH」で先発出場した。

 前日に先発投手として7回1失点10奪三振の快投を見せた大谷。今日はマイク・トラウトやジャスティン・アップトン、デビッド・フレッチャーら主力が休養を与えられたなかで、堂々と先発ラインナップに名を連ねた。ちなみに投手として登板した選手が次の試合で「1番」に入るのは1916年7月26日にレイ・コールドウェルが記録して以来、105年ぶりの快挙となった。

 またしても歴史に名を刻んだ背番号17は、初回の第1打席は相手先発ホゼ・ウルキディの速球に三球三振を喫する。1回裏にチームがホゼ・アルトゥーベとユリ・グリエルのホームランで3点を先行されたなかで、3回表1死無塁で迎えた第2打席は初球を打ってレフトフライに倒れた。
 
 その後もエンジェルス打線はアストロズ投手陣の前に封じられる。大谷は6回表に先頭打者としてアストロズ2番手ブランドン・ビーラックと対峙するも、8球粘った末に最後は内角高めに投じられた96マイル(約153キロ)のストレートを振らされて空振り三振となった。

 多くの主力が欠場した影響から自慢の打線が下火になったエンジェルスは、反撃の糸口を見出せないまま、イニングを浪費する。6回裏にはアストロズのカイル・タッカーにダメ押しの2ランホームランを打たれて5点差を広げられた。

 ビジターチームが8回表に1点を返した直後にもヨンダー・アルバレスとチャス・マコーミックの一発で突き放したアストロズは、5本のホームラン攻勢で主導権を握り続けて、9-1でエンジェルスを撃破した。4打数無安打と抑え込まれた大谷は、疲れからか、連日の活躍とはいかなかった。

構成●THE DIGEST編集部
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