その去就が注目されている。現地時間5月11日にタンパベイ・レイズから事実上の戦力外を突き付けられた筒香嘉智である。
2019年オフにポスティングで横浜DeNAベイスターズからレイズへ移籍した筒香は、コロナ禍で異例の短縮シーズンとなった1年目から51試合で185打席、打率.197、8本塁打、24打点、出塁率.314、OPS.708と精彩を欠いた。それでもーグ屈指の四球率14.1%とMLB全体15%に食い込むハードヒット率を残して、契約最終年となる翌シーズンの覚醒を期待させていた。
しかし、キャンプから自慢の打棒は鳴りを潜めた。開幕後も打率は1割台と低調なままで、メジャーの壁の分厚さを思い知らされる格好となっていた。
そうしたなかで"ついに"40人のロースター枠から除外されてしまった筒香は、今後はウエーバーにかけられ、獲得を申し出る球団がなければ自由契約となる。当然のことながら新天地を模索中だ。
だが、現地メディアの風当たりは強く、米放送局『CBS Sports』が「他チームが彼を獲得して、残りの契約を引き受ける可能性は限りなく低い」と断じたように、その大半が米球界での新たな買い手は見つからないというものだ。
【動画】剛腕コールから放った痛快打! 賛辞が相次いだ筒香のタイムリーヒットはこちら 渡米前から「課題」とされてきた速球に苦戦を強いられた筒香は、今季も93マイル(150キロ)以上の4シーム打率が.154(13打数2安打)と結果を出せなかった。ゆえに平均球速が150キロというアメリカでは「もう通用しない」というレッテルを貼られてしまった感もある。
そうしたなかで、アメリカでも囁かれているのが、日本球界への電撃復帰の可能性だ。専門サイト『Call To The Pen』のデビッド・ヒル記者は、「ツツゴウはメジャーのピッチングにも対応できると思われたが、最後まで懸念をぬぐえずにタイムアップを迎えた」と伝えて、こう見通した。
「別のチームがツツゴウを獲得しようとするかもしれないが、その年俸はあらゆる可能性を縮めている。となれば、レイズにマイナー行きになるのが現実的だと言える。だが、球団が高給取りの彼を留めるリスクを避ければ、フリーエージェントになるため、日本への帰国が最も現実的な選択と言えるかもしれない」
一部で、古巣である横浜復帰やセ・リーグ3連覇を目指している巨人入りなど、様々な噂が囁かれている筒香。はたして、彼の未来はどこにあるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
2019年オフにポスティングで横浜DeNAベイスターズからレイズへ移籍した筒香は、コロナ禍で異例の短縮シーズンとなった1年目から51試合で185打席、打率.197、8本塁打、24打点、出塁率.314、OPS.708と精彩を欠いた。それでもーグ屈指の四球率14.1%とMLB全体15%に食い込むハードヒット率を残して、契約最終年となる翌シーズンの覚醒を期待させていた。
しかし、キャンプから自慢の打棒は鳴りを潜めた。開幕後も打率は1割台と低調なままで、メジャーの壁の分厚さを思い知らされる格好となっていた。
そうしたなかで"ついに"40人のロースター枠から除外されてしまった筒香は、今後はウエーバーにかけられ、獲得を申し出る球団がなければ自由契約となる。当然のことながら新天地を模索中だ。
だが、現地メディアの風当たりは強く、米放送局『CBS Sports』が「他チームが彼を獲得して、残りの契約を引き受ける可能性は限りなく低い」と断じたように、その大半が米球界での新たな買い手は見つからないというものだ。
【動画】剛腕コールから放った痛快打! 賛辞が相次いだ筒香のタイムリーヒットはこちら 渡米前から「課題」とされてきた速球に苦戦を強いられた筒香は、今季も93マイル(150キロ)以上の4シーム打率が.154(13打数2安打)と結果を出せなかった。ゆえに平均球速が150キロというアメリカでは「もう通用しない」というレッテルを貼られてしまった感もある。
そうしたなかで、アメリカでも囁かれているのが、日本球界への電撃復帰の可能性だ。専門サイト『Call To The Pen』のデビッド・ヒル記者は、「ツツゴウはメジャーのピッチングにも対応できると思われたが、最後まで懸念をぬぐえずにタイムアップを迎えた」と伝えて、こう見通した。
「別のチームがツツゴウを獲得しようとするかもしれないが、その年俸はあらゆる可能性を縮めている。となれば、レイズにマイナー行きになるのが現実的だと言える。だが、球団が高給取りの彼を留めるリスクを避ければ、フリーエージェントになるため、日本への帰国が最も現実的な選択と言えるかもしれない」
一部で、古巣である横浜復帰やセ・リーグ3連覇を目指している巨人入りなど、様々な噂が囁かれている筒香。はたして、彼の未来はどこにあるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部