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「歴史を作った!」大谷翔平の“二刀流球宴”を米紙が絶賛!「気の遠くなるような打者たちから成功を掴んだ」

2021.07.14

大谷は堂々たるマウンドさばきで、一流スラッガーたちを三者凡退に切って取った。(C)Getty Images

大谷は堂々たるマウンドさばきで、一流スラッガーたちを三者凡退に切って取った。(C)Getty Images

「緊張はまったくしなかった。単純にまた来たいなという気持ちが強いかなと思います。来年も、再来年も目ざしていきたい」

 メジャー4年目にして初のオールスター、しかも史上初の二刀流での出場という大役を全うした大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、どこかやり切ったような表情でそう答えた。

 現地時間7月13日に行なわれたMLBオールスターに史上初の“二刀流”で出場を果たした大谷は、スターたちが集結する夢舞台でも小さくない存在感を放って見せた。1番・DHで臨んだ打撃では2打数ノーヒットと抑え込まれたものの、野茂英雄以来となる日本人先発として向かったマウンドでは出色のパフォーマンスを披露する。

 本人が「狙っていた」という三振こそ奪えなかったものの、2アウトを取ってから対峙した3番ノーラン・アレナード(セントルイス・カージナルス)には、カウント1-2から100.2マイル(約161.3キロ)を記録する剛速球を投げ込み、球場のボルテージを高めた。
 
 前日のホームラン・ダービーも含めて2日間で話題を提供し続け、あらためて注目度の高さを知らしめた。そんな27歳のサムライを現地メディアも称賛している。米紙『USA Today』は、「ショウヘイ・オオタニは、この火曜の夜に歴史を作った。それは彼にとって日常的なことだったが、やはり注目に値するものだった」とレポートした。

「マウンドでオオタニは気が遠くなるような打者たちと対峙した。ナショナル・リーグの本塁打競争でトップのフェルナンド・タティースJr.、容赦のないマックス・マンシー、そして元コロラド・ロッキーズのレジェンドであるノーラン・アレナードだ。しかし、1イニングだけと分かっていたオオタニは自らのリミットを解除。彼ら相手にも果敢に攻め、大きな成功を掴んだのだ」

 さらに同紙は「いままでで最高の経験であり、最高の記憶になった」という本人のコメントを紹介したうえで、「オオタニは今シーズンの開幕から目覚ましいプレーを続けてきた。いまさら驚くべきではないが、この火曜は歴史を作ったのだ」と最大級の賛辞を送った。

 トップスターたちが集った一戦で、存分に存在感を発揮した大谷のパフォーマンスは、後半戦に向けても大いに期待を持たせるものだった。

構成●THE DIGEST編集部
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