驚異的な打棒に名将も唸る。

　現地時間７月28日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「２番・ＤＨ」で先発出場。２試合連続アーチとなる今季37号を含む、３打数２安打３打点、２四球１三振の活躍を見せ、８対７とチームの勝利に貢献した。

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　初回にヒット、２打席目は四球で出塁していた大谷。この日最大の見せ場となったのは、２点ビハインドで迎えた４回の３打席目だ。２死一二塁の場面でカウント２－１からの４球目の外角速球を引っ張ると、その打球は凄まじい音ともに右翼スタンドへ。打球速度113.1マイル（約182.0キロ）の強烈な一発となった。
  　勢いが止まらない背番号17に、エンジェルスを率いるジョー・マッドン監督は「こんな選手は見たことない」と驚きをもってコメント。「マイク・トラウトも過去にこのようなことをしてきた。とても似ているが、（大谷は）それに投手としての要素も加わるんだ」と二刀流での活躍ぶりも称えた。

　また、チームメイトへの影響に関して「間違いなくインスピレーションを与えている」と述べ、「しかも、それを本当に謙虚にやっているんだ」と控えめなキャラクターを称賛。2014年以来のプレーオフを目指すチームにとって、やはり大谷は心強い存在のようだ。

　これで、本塁打争いを繰り広げるブラディミール・ゲレーロJr.（トロント・ブルージェイズ）とは５本差。メジャーのトップを独走を続ける27歳に、今後も注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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