専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

「どこからあのパワーが生まれるのか…」大谷翔平の怪力にアスレティックス主砲も驚愕!【Playback“ショウタイム”/本塁打第18号】

THE DIGEST編集部

2021.10.15

今季の本塁打王で熾烈なバトルをしている大谷(左)とオルソン(右)。球界屈指のスラッガーも、そのパワーには驚きが隠せないようだ。(C)Getty Images

今季の本塁打王で熾烈なバトルをしている大谷(左)とオルソン(右)。球界屈指のスラッガーも、そのパワーには驚きが隠せないようだ。(C)Getty Images

 2021年のMLBにおいて二刀流で快進撃を続け、文字通り歴史を作った大谷翔平。そんな偉才が放った46本塁打を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る。

 今回は、オークランド・アスレティックスの右腕ヘスス・ラザーロから放った18号アーチだ。8回第4打席に立った大谷は、カウント3-1から投じられた98マイル(約157キロ)の速球をフルスイング。115マイル(約185キロ)で飛び出したその打球は、ライトスタンド後方へ突き刺さり、球界屈指のスラッガーをも唸らせる強烈な一撃となった。

記事初掲載:2021年6月17日

【動画】大谷翔平、超弾丸ライナーで18号! “ライバル”のオルソンに追いついた

―――◆―――◆―――

 現地時間6月15日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「2番・DH」で先発出場。チームは4対6で敗れたものの、8回の第4打席に6試合ぶりとのソロアーチを叩き込んだ。

 ここ数日はインターリーグ(日本でいう交流戦)の試合も多く、またその間に本塁打王争いを演じていたブラディミール・ゲレーロJr.が4戦連発を記録するなど22号まで数字を伸ばしており、やや差を付けられてしまった。しかし、今季18号はメジャー全体3位タイ、ア・リーグ2位タイであり、シーズンもこれからを考えると、十分に追い越すことも可能だろう。

 そして、大谷と並ぶ18号を記録しているのが、この日対戦したアスレティックスの左の大砲、マット・オルソンだ。豪快なアッパースウィングから圧巻のパワーを誇るオルソンは、実質1年目の2017年にわずか59試合で24本塁打をマーク。翌18年は29発、19年にはリーグ7位の36本を放っただけでなく、2年連続でゴールドグラブ受賞と一塁守備も抜群である。

 そんなオルソンに以前、大谷の印象について訊ねると、こんな話をしてくれた。まずはピッチングについてだ。
 
「投手としてのオオタニは、自分が今まで対戦した中でも、かなり素晴らしいレベルだ。99マイルの4シームに、僕がこれまで見た中で、おそらく最高のスプリッターを投げる」

 実際、オルソンは投手・大谷と過去10回対戦しているが、押し出し四球と先日の対戦で犠飛を記録してはいるものの、いまだノーヒット。その間に5つの三振を奪われるなど苦手にしている。では、“同じ”左打者として、バッティングはどう映っているのだろうか。

「打者としては、どこからあのパワーが生まれてくるのか分からない。特に左中間からセンター方向への打球が伸びるね。間違いなく、特別な選手だよ」

 球界きっての長距離砲をしても、大谷の持つパワーは相当に強烈なようだ。15日の18号は完璧に引っ張っての弾丸ライナーだったが、アスレティックス戦での通算9本塁打のうち7本はセンターから左方向に飛んでおり、確かにオルソンの言う“逆方向”にホームランを叩き込んでいるのである。

 同じア・リーグ西地区で鎬を削る大谷とオルソン。彼らがその持てるパワーをフルに発揮していけば、本塁打王争いもより熾烈なものになるはずだ。果たして最後に、どちらが多くのホームランを打っているだろうか。今から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】“歴史的なシーズン”をホームランで締め括る!二刀流で大躍進を遂げた大谷翔平の2021年を厳選!

【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号