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MLB

「一世代にひとりの才能」大谷翔平にヤンキースナインから賛辞の声! 敵右腕は「信じられない打者」と脱帽【Playback“ショウタイム”/本塁打第28号】

THE DIGEST編集部

2021.10.20

ジャッジを筆頭にスター揃いのヤンキースナインも大谷の規格外のパフォーマンスに脱帽した。(C)Getty Images

ジャッジを筆頭にスター揃いのヤンキースナインも大谷の規格外のパフォーマンスに脱帽した。(C)Getty Images

 2021年のMLBにおいて二刀流で快進撃を続け、文字通り歴史を作った大谷翔平。そんな偉才が放った46本塁打を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る。

 今回クローズアップするのは、弾丸ライナーで放り込んだ28号だ。2打席目に27号を打っていた大谷は、その余韻が残るなかで衝撃弾をマーク。それまで痛烈なブーイングを浴びせていた手厳しいヤンキース・ファンが、思わずスタンディングオベーションで送らざるを得ないほど、インパクトのある一撃だった。

記事初掲載:2021年6月30日

【動画】ヤンキースナインもファンも鳥肌…。大谷翔平が放った衝撃の2打席連発アーチ

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 衝撃、驚愕、鳥肌――大谷翔平の活躍を形容する言葉が、だんだん見当たらなくなってきた。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は現地時間6月29日、敵地で行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦に「2番・DH」で先発すると、2打席連発となる27&28号を放ち、本塁打数メジャー単独トップに立っている。

 3試合連発となる一発は、3回の第2打席に飛び出した。カウント3-1から相手右腕ジェイムソン・タイオンが投じた外角低めのチェンジアップをうまく拾い上げると、右中間を切り裂いてスタドイン。これでメジャートップに立ち、さらに5回は4シームを弾丸ライナーで右翼席へ運んで見せた。
 
 大谷の打棒むなしく、試合はエンジェルスが5対11で敗れたものの、そのパフォーマンスは対戦相手にも深く刻まれたものだったようだ。ヤンキース監督のアーロン・ブーンは「印象的だった」と語りだし、「数年前に見た時も印象深かったが、今はもうひとつ上のレベルになった感じがする。打席に入ると、恐ろしさを感じるよ」とコメント。

 そして大谷に2被弾を喫したタイオンは、「打たれた球は結構いいボールだったと思う。あれを運ぶとは本当に信じられないバッターだ。絶好調だし、僕にとっては対戦するのが厳しかった」と白旗を上げざるを得なかったようである。さらに、身長201センチの長身を誇る自らの頭上を2本も打球が過ぎたのを見届けたアーロン・ジャッジも、最大級の賛辞を大谷に送っている。

 2017年にメジャー新人最多(当時)の52本塁打を放ってMVP投票2位に入った巨漢スラッガーは、「オオタニは一世代にひとりの才能の持ち主だよ」と笑みを浮かべて話を始めた。「今シーズン、彼が成し遂げていることを見るのは本当に衝撃的だよ。ストライクゾーンに来れば、どんな球でもヒットにしてしまう。しかも、かなり強い打球でね。捉えていなくても、かなり深くまで飛ばしていた」。

 球界有数のパワーヒッターであるジャッジが認めるパワー。そして、数年前は自身がメジャーリーグの顔として評価されていた中で、新たに登場したスーパースターを「世代最高のタレント」と評するほどの輝き。日本でも大谷の活躍は連日連夜、取り上げられているが、もしかしたら、その場に立っている選手たちの方がその衝撃度をより体感しているのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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