専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

レイズ、ヤンキース、そしてカブス! MLB挑戦報道の鈴木誠也に早くも争奪戦が勃発!?「市場で最も魅力的な選択肢」

THE DIGEST編集部

2021.10.24

広島で確かな実績を積み上げてきた鈴木。そんな日本球界屈指のバットマンの名がアメリカで話題となっている。(C)Getty Images

広島で確かな実績を積み上げてきた鈴木。そんな日本球界屈指のバットマンの名がアメリカで話題となっている。(C)Getty Images

 数多の日本人選手が挑戦を続けてきたMLB。各国のトップスターが集う文字通りの大舞台に、このオフ、新たなサムライが乗り込むかもしれない。広島カープの鈴木誠也である。
【動画】甲子園で虎党を黙らせる圧巻弾! 鈴木誠也の豪快アーチをチェック

 二松學舍大学附属高校からプロ入りして9年、鈴木はコンスタントに好成績を収めてきた。とりわけ今季は圧巻の一語で、10月18日現在の打率はセ・リーグトップの.320。さらに本塁打もリーグ1位の村上宗隆(ヤクルト)と1本差の38本、長打率は.650と軒並みハイアベレージを記録している。

 今夏に開催された東京オリンピックでは、全5試合で4番を務めた。そんな国際舞台でも声価を高めた27歳は、FA権の獲得までまだ2年もある。そのため、仮に今オフに国外移籍するとなった場合には、ポスティングシステムを利用しなければならない。

 獲得に乗り出す球団がなければ話にならないが、数多くの好打者を生み出したNPBで注目を集めるサムライは、いまやアメリカでも垂涎の的だ。野球専門サイト『Bleacher Nation』は、「国際的な移籍市場において今年最大の話題となっているのは、セイヤ・スズキだ」と銘打った記事内で、すでに獲得に動いているとされる球団名を具体的に示した。

「セイヤ・スズキは日本で結果を残してきた、NPB最高のバットマンのひとりだ。すでに興味を抱いている球団としては、マリナーズ、レンジャーズ、ブルージェイズ、レイズ、フィリーズ、ロイヤルズ、そして球界の盟主であるヤンキースが取り沙汰されてきたが、カブスも他球団に負けず劣らずフィットする。

 カブスは再建の途上にある。そのため、もしもポストシーズンに進出できなくても、“戦犯”のやり玉に挙げられる心配がない。さらに今夏のトレード市場で売り手に回ったことで、そこから捻出した獲得資金も豊富にある」
 
 また、野球界のあらゆる移籍情報を発信し続けている『MLB Trade Rumors』は、今年8月に米紙『LA Times』の取材で「チャンスがあるなら、最高の舞台でプレーしたい」と語った本人のコメントを引用し、「この冬に挑戦するという確証はまだないが、本人は意欲的だ」とレポート。そのうえで、次のように論じている。

「対戦する投手の質という点で違いはあるものの、スズキはNPBで最高レベルの才能を持つ打者だ。彼がそのリーグで残してきた成績からも十分に読み取れる。そんな実力派がこの冬にメジャー移籍に名乗り出るのであれば、FAが予想されるカイル・シュワーバー、マイケル・コンフォート、ジョク・ピーダーソン、エディ・ロザリオ、トミー・ファム、ホルヘ・ソレア、クリス・ブライアントら人気銘柄が集う外野手市場のなかでも、最も魅力的な選択肢のひとつになるだろう」

 はたして、日本球界屈指のバットマンは、このオフに海を渡るのか。日本プロ野球のシーズンはまだ終わっていないだけに、鈴木が挑戦を表明するかは不透明ながら、その動向にはますます注目が集まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号