現地時間11月9日、MLBは、そのシーズンに打撃で著しい成績を残した選手に送られるハンク・アーロン賞を発表。アメリカン・リーグではブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)、ナショナル・リーグではブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)がそれぞれ選出された。
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惜しくも大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は選ばれなかった。だが、このオフ、すでに選手間投票で選ぶ年間最優秀選手とアメリカン・リーグ最優秀野手(アウトスタンディング・プレーヤー)のなど6タイトルを手にしている偉才は、さらなる受賞ラッシュが期待されている。
とりわけ、11月18日に発表されるMVPは、一部で「MVPを与えるだけでは不十分」(米誌『Forbes』)と指摘されるなど、もはや確定的と見る向きもある。その受賞ムードの高さを裏付けるのが、現地で発信されているオッズだ。
米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』が運営するブックメーカー「SI Sports Book」は、ゲレーロJr.とマーカス・セミエン(トロント・ブルージェイズ)も並んだMVPのファイナリストのなかで、大谷の受賞に「1.02倍」という評価を下した。
ゲレーロJr.を16倍、セミエンを201倍に設定した同ブックメーカーは、大谷の可能性について、こう論じている。
「正真正銘の文字通り、オオタニはMVP(最も価値がある選手)という言葉を定義する。今季の彼の成果に匹敵するには、少なくとも2人の選手が必要だ。ブラディミール・ゲレーロJr.は一躍ブレイクを果たしたが、残念ながらノーチャンスだ。
すでにコミッショナー特別表彰も手にしたオオタニのMVPは堅いが、あなたが逆張りが好きならば、ゲレーロJr.に賭ける手もある。だが、それは自分のカネを火で燃やす無駄な作業である」
また、米野球専門メディア『SB Nation』も「革命的なシーズンを送ったオオタニのひとり勝ちだろう」と分析している。
「例年であれば、ゲレーロJr.とセミエンのMVP受賞も十分に可能性があり、むしろ鉄板と言える。しかし、今年はオオタニがいるために彼らにチャンスはない。正直なところ、こんなシーズンを送った選手を我々は見たことがない。オオタニがやってのけたのは前例のない偉業である」
ここまでMVPを確実視された選手が、今までいただろうか。いまや受賞ではなく、満票かどうかが議論されている大谷への注目は、オフシーズンも尽きていない。
構成●THE DIGEST編集部
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惜しくも大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は選ばれなかった。だが、このオフ、すでに選手間投票で選ぶ年間最優秀選手とアメリカン・リーグ最優秀野手(アウトスタンディング・プレーヤー)のなど6タイトルを手にしている偉才は、さらなる受賞ラッシュが期待されている。
とりわけ、11月18日に発表されるMVPは、一部で「MVPを与えるだけでは不十分」(米誌『Forbes』)と指摘されるなど、もはや確定的と見る向きもある。その受賞ムードの高さを裏付けるのが、現地で発信されているオッズだ。
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ゲレーロJr.を16倍、セミエンを201倍に設定した同ブックメーカーは、大谷の可能性について、こう論じている。
「正真正銘の文字通り、オオタニはMVP(最も価値がある選手)という言葉を定義する。今季の彼の成果に匹敵するには、少なくとも2人の選手が必要だ。ブラディミール・ゲレーロJr.は一躍ブレイクを果たしたが、残念ながらノーチャンスだ。
すでにコミッショナー特別表彰も手にしたオオタニのMVPは堅いが、あなたが逆張りが好きならば、ゲレーロJr.に賭ける手もある。だが、それは自分のカネを火で燃やす無駄な作業である」
また、米野球専門メディア『SB Nation』も「革命的なシーズンを送ったオオタニのひとり勝ちだろう」と分析している。
「例年であれば、ゲレーロJr.とセミエンのMVP受賞も十分に可能性があり、むしろ鉄板と言える。しかし、今年はオオタニがいるために彼らにチャンスはない。正直なところ、こんなシーズンを送った選手を我々は見たことがない。オオタニがやってのけたのは前例のない偉業である」
ここまでMVPを確実視された選手が、今までいただろうか。いまや受賞ではなく、満票かどうかが議論されている大谷への注目は、オフシーズンも尽きていない。
構成●THE DIGEST編集部
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