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「オールスター投手を望まない球団があるか?」“156キロ左腕”菊池雄星に代理人は強気の姿勢! 気になるFAの理由とは?

THE DIGEST編集部

2021.11.12

マリナーズからFAとなった菊池。代理人は“希少性”を評価し強気の姿勢を見せている。(C)Getty Images

マリナーズからFAとなった菊池。代理人は“希少性”を評価し強気の姿勢を見せている。(C)Getty Images

 シアトル・マリナーズからFAとなった菊池雄星。代理人を務めるスコット・ボラス氏は新球団との契約に自信を見せている。現地時間11月10日に行なわれたGM会議後に地元紙『Seattle Times』など複数メディアの取材で語った。

 2022年以降の契約はマリナーズとの相互オプションとなっていた菊池。だが、両者ともに行使せずFA市場に出た。そんなサムライ左腕の現況についてボラス氏は、「マリナーズには若くて才能がある投手がたくさんいる」ことをふまえ、「ユウセイのピッチングを必要とするチームの本当の市場価値を知りたかった」と決断に至った経緯を明かした。

 前半戦はエース級の活躍を見せ球宴に初選出されるなど快投を続けた菊池。しかし後半戦は1勝5敗、防御率5.98と大きく調子を崩した。急落した原因について「昨季の50イニングから150イニングと大幅に投球が増えたことによる疲労だ」と分析したボラス氏は、「最後の5~6試合は私たちが知っているユウセイではなかった」と語っている。
 
 それでも球界屈指の敏腕代理人は30歳左腕の契約に強気の姿勢を見せており、「オールスター投手を望まない球団がどこにある?」と投げかけ、こう自信をみなぎらせた。

「いくつかのチームのスタッフは私たちのもとに来ている。彼らにはユウセイの意志が優先だと伝えている。だって彼は97マイル(約156キロ)を投げる左腕だよ。左で97マイル投げられる投手は何人いる? 恐らく5~6人だろう。そのなかでFAとなると多分2~3人だろう」

 はたして、菊池はどれくらいの額の契約を手にするだろうか。ボラス氏の言動を含めた今後の動向に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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