圧倒的な結果にライバルの地元メディアも脱帽するしかない。

【動画】全46本塁打を一挙振り返り！歴史を築いた大谷翔平の活躍をプレーバック

　ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間11月18日、日本人選手として2001年のイチロー（当時シアトル・マリナーズ）以来となる、20年ぶり２人目のアメリカン・リーグMVPを受賞。これに加えて、全米野球記者協会に所属する記者30名全員の１位票を集める、MLB史上19人目の“満票選出”も成し遂げた。

　続く２位にはブラディミール・ゲレーロJr.、３位にはマーカス・セミエン（ともにトロント・ブルージェイズ）という結果となったが、これにはMLB公式でブルージェイズ番を務めるキーガン・マシソン記者が、表彰後に掲載した記事の中で次のような感想を綴っている。
  「ブラディミール・ゲレーロJr.やマーカス・セミエンも、ア・リーグMVPにふさわしいシーズンを過ごしていた。しかし、ショウヘイ・オオタニという信じられないほど稀有な存在を前に、ブルージェイズのスター２人は木曜夜の投票で２位と３位に終わってしまったのだ」

　とりわけゲレーロJr.は圧巻の活躍を見せていた。161試合に出場した今季は、48本塁打、出塁率.401、長打率.601、OPS1.002、123得点、363塁打でリーグトップに立ち、そのほかの数字も打率.311、111打点とハイアベレージ。同記者の「他のシーズンであれば名誉ある賞を獲得していただろう」という主張も頷ける内容だ。

　その後も「このシーズンは22歳の若者にとって単なるブレイクではなく、ゲレーロが球界で最も優れた才能の持ち主であると球界に広く知らしめたものだった」と今季の功績を称賛されたゲレーロJr.。はたして来季はライバル大谷とどのような戦いを繰り広げるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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