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MLB

鈴木誠也にホワイトソックスが熱視線! 米専門メディアが“往年の4割打者”と比較して絶賛「東洋からの救世主だ」

THE DIGEST編集部

2021.11.26

今夏の東京五輪では4番として金メダル獲得に貢献した鈴木。国際舞台でも存在感を示した27歳にはMLBの複数球団が期待を寄せている。(C)Getty Images

今夏の東京五輪では4番として金メダル獲得に貢献した鈴木。国際舞台でも存在感を示した27歳にはMLBの複数球団が期待を寄せている。(C)Getty Images

 ストーブリーグが盛り上がりを見せつつあるメジャーリーグで、ひとりのサムライが話題沸騰となっている。現地時間11月21日に契約可能選手としてMLB全30球団に通知された広島カープの鈴木誠也だ。
【動画】MLBも魅了する圧倒的な打力! 鈴木誠也が放った特大アーチをチェック

 プロ入り9年目を迎えた今季の鈴木は打率.317、出塁率.433でリーグ2冠を達成。そのほかの数字も38本塁打、88打点、OPS1.072と驚異的な数字をマーク。いまやアメリカのスカウト陣の間でも垂涎の的となっており、水面下では10球団以上が争奪戦を繰り広げているとされている。

 交渉期限(米東部時間12月22日の午後5時)までの“広島の至宝”を巡る各球団の獲得レースが注目を集める中、興味を示しているチームのひとつとして挙げられているのが、シカゴ・ホワイトソックスだ。今季のMLBで13年ぶりの地区優勝を飾った名門は、ワールドチャンピオンに向けた起爆剤として鈴木を狙っているとされている。

 そんなホワイトソックスについて「さらなる補強が必要だ」と訴える専門メディア『SOX Machine』は、「我々は4月の時点から日本のスズキが広島からポスティングしてくれることを願っていた」と主張。そして「今、“聖闘士セイヤ”を獲得作戦にゴーサインが出た」と、日本のスター獲得を訴えた。

「スズキは今冬のチームが欲しているライトを守れる“東洋からの救世主”で、殿堂入り間違いなしの同じ名字を持つ日本人外野手(イチロー)以来となる日本からの強打者だ。日本時代の打撃成績はショウヘイ・オオタニを上回り、テッド・ウィリアムスのように数シーズンで容易く1.000を超えるOPSを記録している」
 
 鈴木について人気少年漫画「聖闘士星矢」を絡めながら、往年の4割打者とも比較して持ち上げた。そんな同メディアは、気になる契約内容については、こう論じている。

「守備でも4度のゴールドグラブを受賞している彼は攻守で多彩な活躍が期待できる。ゆえに4年6000万ドル(約69億円)はくだらないはずだ。もちろんリスクの高い提案であるのは承知の上だ。球団の負担を考えれば、マイケル・コンフォートを狙った方が失敗は避けられるかもしれない。しかし、大きなポテンシャルを秘めているスズキとの契約はホワイトソックスを海外で高めるためにも、はるかに得がある」

 多士済々のMLBのFA市場においても人気銘柄になりつつある。そんな鈴木をホワイトソックスは獲得できるのか。交渉の進展が注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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