広島カープからのメジャー挑戦を決意した鈴木誠也。日本球界ナンバーワンの呼び声も高い27歳のスラッガーは、“野球の本場”で人気銘柄となりつつある。
実績は非の打ち所がない。プロ9年目を迎えた今季は打率(.317)と出塁率(.433)の二冠を達成するとともに、史上3人目の6年連続での「打率3割&25本塁打」もやってのけた。強肩を利した守備能力を含めても、当代屈指の外野手だ。
それだけに11月21日(現地時間)に契約可能選手としてMLB全30球団とのポスティング交渉が解禁されるやいなや、アメリカの複数メディアが注目。各球団の鈴木獲得を巡る動向は、連日のように報じられている。
そのなかで興味深い視点で鈴木を分析したのが、ニューヨーク・ヤンキースの専門『Go Yanks Yard』だ。
日夜、球界の盟主であるヤンキースのあらゆる情報を伝え続けている同メディアは、チームの外野手事情について「左右はアーロン・ジャッジとジョーイ・ギャロで固まっているが、センターは固定できていない」とレポート。そのうえで「アップグレードを施さなければならない可能性がある」と鈴木加入の必要性を訴えた。
「ジャッジとセンターにコンバートするのはあまりに不自然であり、彼への負担が大きすぎる。一方で本来レギュラーになり得るアーロン・ヒックスは年齢によるパフォーマンスの低下が否めない状況にある。では、いったい誰が、1シーズン60試合以上もセンターとしてプレーでき、チームを改善できるのか? それこそがセンターでの経験もあるセイヤ・スズキだ」
広島時代に鈴木が主戦場としてきたのはライトだ。経験がないわけではないが、センターでの固定は未知数な部分も少なくない。しかし、同メディアは「今年のスズキのDRS(守備防御点)は6。過去2年で見ても8と決して低くはない。非凡な打撃センスをふまえてもメジャー初挑戦というリスクを冒すに値する」と指摘した。
「いまだMLBで通用するかが不透明な彼に4年6000万ドル(約69億円)は決して安くはない。しかし、オールスター級の守備能力も兼ね備えている彼の潜在能力に興味をそそられないわけがない」
「スズキはプロとして自身の高いディフェンススキルを証明してきている。さらに21年の圧倒的な打撃スタッツ(打率.319/出塁率.433/長打率.639、38本塁打、86三振)を加味すれば、彼は影響力が十分にある選手と言わざるを得ない」
水面下では10球団以上が争奪戦に参戦しているとされる鈴木。そんな彼が伝統のピンストライプのユニホームに袖を通すとなれば、今以上に話題沸騰となるのは必至だ。
構成●THE DIGEST編集部
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実績は非の打ち所がない。プロ9年目を迎えた今季は打率(.317)と出塁率(.433)の二冠を達成するとともに、史上3人目の6年連続での「打率3割&25本塁打」もやってのけた。強肩を利した守備能力を含めても、当代屈指の外野手だ。
それだけに11月21日(現地時間)に契約可能選手としてMLB全30球団とのポスティング交渉が解禁されるやいなや、アメリカの複数メディアが注目。各球団の鈴木獲得を巡る動向は、連日のように報じられている。
そのなかで興味深い視点で鈴木を分析したのが、ニューヨーク・ヤンキースの専門『Go Yanks Yard』だ。
日夜、球界の盟主であるヤンキースのあらゆる情報を伝え続けている同メディアは、チームの外野手事情について「左右はアーロン・ジャッジとジョーイ・ギャロで固まっているが、センターは固定できていない」とレポート。そのうえで「アップグレードを施さなければならない可能性がある」と鈴木加入の必要性を訴えた。
「ジャッジとセンターにコンバートするのはあまりに不自然であり、彼への負担が大きすぎる。一方で本来レギュラーになり得るアーロン・ヒックスは年齢によるパフォーマンスの低下が否めない状況にある。では、いったい誰が、1シーズン60試合以上もセンターとしてプレーでき、チームを改善できるのか? それこそがセンターでの経験もあるセイヤ・スズキだ」
広島時代に鈴木が主戦場としてきたのはライトだ。経験がないわけではないが、センターでの固定は未知数な部分も少なくない。しかし、同メディアは「今年のスズキのDRS(守備防御点)は6。過去2年で見ても8と決して低くはない。非凡な打撃センスをふまえてもメジャー初挑戦というリスクを冒すに値する」と指摘した。
「いまだMLBで通用するかが不透明な彼に4年6000万ドル(約69億円)は決して安くはない。しかし、オールスター級の守備能力も兼ね備えている彼の潜在能力に興味をそそられないわけがない」
「スズキはプロとして自身の高いディフェンススキルを証明してきている。さらに21年の圧倒的な打撃スタッツ(打率.319/出塁率.433/長打率.639、38本塁打、86三振)を加味すれば、彼は影響力が十分にある選手と言わざるを得ない」
水面下では10球団以上が争奪戦に参戦しているとされる鈴木。そんな彼が伝統のピンストライプのユニホームに袖を通すとなれば、今以上に話題沸騰となるのは必至だ。
構成●THE DIGEST編集部
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