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イチローは「真の国際的スーパースター」マリナーズ時代にMLB公式が再注目!「フィールド上のあらゆる動作が優雅だ」

THE DIGEST編集部

2021.12.19

2019年3月に現役を引退したイチロー氏。それまでの偉大な足跡が再び注目されている。(C)Getty Images

 日米球界のレジェンドに再び脚光が集まっている。シアトル・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏だ。

 現地時間12月17日、MLB公式サイトは「史上最もクールな13チーム」を特集。「クールなチームには他と違う特別な何かがある」としたうえで、1950年代のロサンゼルス・ドジャース、60年代のサンフランシスコ・ジャイアンツといった歴史的チームとともに、「2000年代のマリナーズ」を取り上げている。

 メジャーデビューの01年をマリナーズで迎えたイチロー氏は、1年目からMVPと新人王を"ダブル受賞"。同年のアメリカン・リーグ優勝決定シリーズでニューヨーク・ヤンキースに敗れ、それ以降はプレーオフ出場がないものの、イチロー氏のMLB年間最多262安打(04年)など、数々の偉業で球界を大いに盛り上げた。
 
 記事内では「これほどまでに文化的な価値を有しながら、トロフィーケースの中身が充実していないチームはかつてあっただろうか?」と始めると、なかでもイチローの存在について「フィールド上のあらゆる動作が優雅に見え、恐ろしいほどの可能性を秘めた真の国際的スーパースターだった」と称賛している。

 さらに、ネクストバッターズサークルでのイチロー氏を捉えた当時の写真を掲載すると、「打席に向かう前のしゃがむ姿さえ真似する価値はある」とコメント。その後はフェリックス・ヘルナンデス、ジョン・オルルド、ジェイミー・モイヤーといったチームメイトの存在にも触れながら、当時の活躍を振り返った。

 このところは松坂大輔の引退セレモニーにサプライズ登場したり、女子高校硬式野球選抜チームとのエキシビジョンマッチに参加したりと、精力的な活動でも話題を集めているイチロー氏。現役時代に成し遂げたその偉業は、今後も語り継がれていくことだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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