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鈴木誠也と大谷翔平のタッグ実現!? エンジェルス専門メディアが獲得を推挙「オオタニよりも日本で優れた打者だ」

THE DIGEST編集部

2021.12.22

広島で着実にスキルアップを図ってきた鈴木(左)。そんな天才スラッガーの獲得に大谷(右)を擁するエンジェルスは動くのだろうか。(C)Getty Images

 周知の通り、選手会と新労使協定が合意に至らなかったMLBは、現地時間12月2日にオーナー側の意向でロックアウトに突入。トレードやFAなどの契約交渉がすべて凍結された。米スポーツ専門メディア『The Athletic』のエバン・ドレリッチ記者が今月15日に発信した最新のレポートによれば、最低でも来年1月中旬まで議論は再開されない見込みとなっている。
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 どの球団も身動きが取れず、フリーエージェント選手たちにとっては心穏やかではない状況だろう。そのなかで期待され続けているのが、今オフに広島からのポスティングを宣言した鈴木誠也だ。

 もっとも鈴木は、注目度の高さが「当然」と言える成績を日本球界で残してきた。とりわけプロ入り9年目を終えた今季は、打率.317、38本塁打、88打点、OPS1.072とキャリアイヤーとも言えるハイアベレージをマーク。セ・リーグベストナインにも6年連続(6度目)で選出された。

 代理人を務めるジョエル・ウルフ氏によれば、「8球団以上、15球団未満」が接触を図ったという鈴木。メジャー初挑戦ながら声価を高める27歳の獲得が「完全に理にかなっている」と主張するのは、ロサンゼルス・エンジェルスの専門メディア『Halo Hangout』だ。
 
 日夜、大谷翔平やエンジェルスの動向を発信し続ける同メディアは、チームの今ストーブリーグにおける最優先課題が「投手陣の拡充だ」と前置きしたうえで、「現状ではトレード市場でブランドン・マーシュやジョー・アデルといった若手外野手を売りに出し、実力派の投手を獲りに行く必要がある」と指摘。その若手たちの代役として「スズキがうってつけの男だ」と強調した。

「セイヤ・スズキはピッチングこそしないが、ショウヘイ・オオタニよりも日本で優れた打者だった。スズキは1シーズンあたり平均20.2本塁打と9.1盗塁だったのに対し、オオタニはシーズン平均9.6本塁打とシーズン2.6盗塁だった。単純に比較はできないが、何よりもエンジェルスは、オオタニを獲得した時から日本野球界のレベルの高さは理解している」

 ニューヨーク・ヤンキースやシアトル・マリナーズ、テキサス・レンジャーズなど獲得に興味を示しているとされる球団は少なくない。しかし、同メディアが「スズキはメジャーで成功するために必要なものを持っている」と太鼓判を押したエンジェルスは、大谷と同世代として知られる日本人スラッガーを獲得するのか。ロックアウトの解消後に一気に加速するとみられる交渉の行方に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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