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「キクチに何が出来るか気になる」米放送局がレンジャーズに菊池雄星獲得を推薦「近年ベテランのレベルアップに成功」

THE DIGEST編集部

2021.12.27

マリナーズで3年間プレーした菊池雄星。ロックアウトの中、来季の所属先がいまだに決まっていない状況だ。 (C) Getty Images

 勝負の年を迎える日本人左腕の移籍先は、果たしてどこになるのだろうか。
 
 米放送局『CBS Sports』は12月23日、ヤンキース、ドジャースなど10球団のロックアウトの補強ポイントを整理。その中で、テキサス・レンジャーズにはメジャー4年目となる菊池雄星の獲得を進言した。
 
 今季、60勝102敗と大きく負け越したレンジャーズ。カイル・シーガーやマーカス・セミエンを獲得した野手陣とは対照的に、コマ不足の先発陣が次なる補強ポイントだと指摘した同メディアは、「イニングを投げられるベテランがカードになりそう」と予測した。
 
 続けて、「テキサスは近年、ベテランのレベルアップに成功している」とも。19年に16勝のランス・リン、今季前半戦に防御率2点台で6勝したカイル・ギブソンらの例を挙げ、入団後に成績を上げた先発投手の多さに触れた。
 
 その上で、「良い素材を持ちながら成績が芳しくないユウセイ・キクチに、テキサスは何が出来るか気になる」とコメント。「このような投手は、水面下に潜んでいて解き放たれるのを待っているような気がする」と、通算15勝にとどまっている菊池の、環境変化による成績向上に期待した。
 
 3年間プレーしたマリナーズを離れ、新たな一歩を踏み出した菊池。来季の所属先はどこになるのか。ロックアウトの出口は見えないが、その動向には今後も注目が集まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部