専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

ユニバーサルDHの合意で追い風。大谷翔平は打席数増でチャンス拡大、筒香嘉智もローテ起用か

THE DIGEST編集部

2022.02.13

ユニバーサルDHの導入は、大谷(左)と筒香(右)にとって有利に働きそうだ。

ユニバーサルDHの導入は、大谷(左)と筒香(右)にとって有利に働きそうだ。

 MLB機構と選手会の労使の対立が長期化している中、現地時間2月10日(日本時間11日)MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏はオーナー会議が行なわれているフロリダ州オーランドで会見を開いた。

【動画】MVP受賞した大谷翔平の全46本塁打を一挙振り返り!

 今回の主な争点はFAの権利取得条件など若手選手の待遇改善であるが、12日(日本時間13日)に主要議題で新提案を行なう見込みだという。また、マンフレッド氏は、MLB機構と選手会の双方がユニバーサルDH制の導入で合意したと述べた。

 ユニバーサルDH制によりナショナル・リーグでも指名打者制が採用となる。2020年の短縮シーズンでは、試験的に導入されたが、2022年より本格的に実施されることになる。

 これによりピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智のDHでの出場の可能性も出てきた。ベン・チェリントンGMは筒香の一塁起用を示唆しているが、DH制が採用されれば、DH最有力候補のマイケル・チェイビスとローテーションに組みこまれる可能性が高い。
 
 パイレーツ専門サイトの『Pittsburgh Baseball Now』も「ヨシ・ツツゴーをDHにするか、他の選択肢を検討するか、決断を迫られているのではないか」とファンに問いかけている。

 また、ユニバーサルDH制はロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平にとっても朗報である。これまでは、ナショナル・リーグ主催の交流戦ではDH制がなく、代打出場のみに限られていた。そのため本塁打争いをしていたウラジミール・ゲレーロJr.やサルバドール・ペレスより、必然的に打席数が少ないというハンディを背負っていた。しかし、ユニバーサルDH制の導入により、大谷の打席数の問題は解決されることになる。

 12日に合意成立すれば、スプリングキャンプに突入し、ようやくシーズンが開幕する。一塁であれ、DHであれ、昨年以上の筒香の豪快なアーチを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る

【PHOTO】“歴史的なシーズン”をホームランで締め括る!二刀流で大躍進を遂げた大谷翔平の2021年を厳選!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    9月10日(水)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    9月18日(木)発売

    定価:890円 (税込)
  • smash

    8月21日(木)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    8月25日(月)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    7月24日(木)発売

    定価:1100円 (税込)