期待のシーズンがついに幕を開ける。現地時間4月7日にロックアウトによって遅れていたMLBがようやくスタートするのだ。
【動画】MVP満票も納得!2021年に大谷翔平が放った"全46本塁打"を一挙振り返り!
すでに全30球団の開幕投手が発表され、ファンやメディアの注目度も高まっている。そのなかでとりわけ話題を集めているのが、昨季にアメリカン・リーグのMVPを受賞した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
ベーブ・ルースが1918年に記録した「シーズン二けた勝利&二けた本塁打」には、わずかに1勝利だけ及ばなかったものの、昨季の快進撃は球史に残るものとなった。打っては本塁打王争いに最後まで絡む46ホーマーを放ちながら、100打点、103得点。投げても23先発で130.1回、防御率3.18、156奪三振を記録。史上19人目となる満票でのMVP受賞にも多くの異論が上がらなかったのも納得の堂々たる成績だった。
大谷は日本人史上初となる2年連続MVPになり得るのか。開幕を目前にして尽きないこのテーマに独自の見解を寄せたのが、90年代初頭にオリオールズで活躍し、あの"鉄人"カル・リプケンJr.の弟としても知られる元メジャーリーガーのビル・リプケン氏だ。
かつてアメリカ代表のコーチも務めた経歴を持つ同氏は、MLBの公式ネットワーク局『MLB Network』の番組「MLB Tonight」に出演。そのなかでMLBの行方について問われ、「いったい誰がMVPだろうね。あー、ショウヘイだ」とわざとらしく語りだし、持論を披露した。
「この私の言い方こそが理由だよ。この『もし』は可能性の薄いものじゃないと前置きさせてもらったうえで、もし、ショウヘイが健康を保って、DHで30本塁打、投手として20試合に先発登板できれば、球界の誰も彼より価値がある選手だとは言えない」
さらに「彼は投票者が投票するのに飽きたと思えるまでMVPを獲り続ける」と断言したリプケン氏は、「彼にとって投打の平均的な数値は他の誰よりも優れたものになる」と続け、ライバルたちへの見解を続けた。
「例えば、ゲレーロJr.は去年の成績で獲れなかった。それはMVPを獲るのが相当キツいということだ。オオタニがいる限りね。何にしても去年の彼は勝てなかった。それがすべてだ」
昨シーズンの終了時には「今年の数字が最低(ライン)じゃないかな、とは思います」「ここを基準にまた来年、頑張る基準になるかな」と語っていた大谷。仮に今季に昨季を上回る成績を残せれば、リプケン氏の言うようにMVPの獲得は間違いなしと見てよさそうだが、はたして……。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「ショウヘイには敵わない」エンジェルスの超有望も脱帽する大谷翔平。オフの練習量に「あんなハードワーカー見たことない!」
【関連記事】「三振率の改善」に「4シームの精度向上」――大谷翔平、"2022年飛躍の課題"をMLB解説者が徹底解剖!
【関連記事】是非を問われた大谷ルールをエンジェルスと同地区の敵将はどう見る? 「対戦相手としては嫌」としながら"本音"を語る
【動画】MVP満票も納得!2021年に大谷翔平が放った"全46本塁打"を一挙振り返り!
すでに全30球団の開幕投手が発表され、ファンやメディアの注目度も高まっている。そのなかでとりわけ話題を集めているのが、昨季にアメリカン・リーグのMVPを受賞した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
ベーブ・ルースが1918年に記録した「シーズン二けた勝利&二けた本塁打」には、わずかに1勝利だけ及ばなかったものの、昨季の快進撃は球史に残るものとなった。打っては本塁打王争いに最後まで絡む46ホーマーを放ちながら、100打点、103得点。投げても23先発で130.1回、防御率3.18、156奪三振を記録。史上19人目となる満票でのMVP受賞にも多くの異論が上がらなかったのも納得の堂々たる成績だった。
大谷は日本人史上初となる2年連続MVPになり得るのか。開幕を目前にして尽きないこのテーマに独自の見解を寄せたのが、90年代初頭にオリオールズで活躍し、あの"鉄人"カル・リプケンJr.の弟としても知られる元メジャーリーガーのビル・リプケン氏だ。
かつてアメリカ代表のコーチも務めた経歴を持つ同氏は、MLBの公式ネットワーク局『MLB Network』の番組「MLB Tonight」に出演。そのなかでMLBの行方について問われ、「いったい誰がMVPだろうね。あー、ショウヘイだ」とわざとらしく語りだし、持論を披露した。
「この私の言い方こそが理由だよ。この『もし』は可能性の薄いものじゃないと前置きさせてもらったうえで、もし、ショウヘイが健康を保って、DHで30本塁打、投手として20試合に先発登板できれば、球界の誰も彼より価値がある選手だとは言えない」
さらに「彼は投票者が投票するのに飽きたと思えるまでMVPを獲り続ける」と断言したリプケン氏は、「彼にとって投打の平均的な数値は他の誰よりも優れたものになる」と続け、ライバルたちへの見解を続けた。
「例えば、ゲレーロJr.は去年の成績で獲れなかった。それはMVPを獲るのが相当キツいということだ。オオタニがいる限りね。何にしても去年の彼は勝てなかった。それがすべてだ」
昨シーズンの終了時には「今年の数字が最低(ライン)じゃないかな、とは思います」「ここを基準にまた来年、頑張る基準になるかな」と語っていた大谷。仮に今季に昨季を上回る成績を残せれば、リプケン氏の言うようにMVPの獲得は間違いなしと見てよさそうだが、はたして……。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「ショウヘイには敵わない」エンジェルスの超有望も脱帽する大谷翔平。オフの練習量に「あんなハードワーカー見たことない!」
【関連記事】「三振率の改善」に「4シームの精度向上」――大谷翔平、"2022年飛躍の課題"をMLB解説者が徹底解剖!
【関連記事】是非を問われた大谷ルールをエンジェルスと同地区の敵将はどう見る? 「対戦相手としては嫌」としながら"本音"を語る