「フォークはめっちゃ落ちるし、まっすぐは差されるし。ホントに凄いピッチャーだなと思いました」
これは4月17日にZOZOマリンスタジアムで行なわれた千葉ロッテ戦で、延長10回表にチーム初ヒットとなる決勝アーチを放った日本ハムの万波中正の言葉だ。彼は8回まで文字通りパーフェクトに抑え込まれた相手先発の佐々木朗希のピッチングに素直に敬意を表したのである。
【動画】日ハム打線が手も足も出ず! 佐々木朗希の快投シーンをチェック
惜しくも2試合連続完全試合という史上初の快挙は記録されなかった。それでも今月10日のオリックス戦でパーフェクトを達成した佐々木は、この日も相手打線に一切の付け入る隙を与えなかった。
入団時から慎重に育ててきた井口資仁監督が「ファンの方も見たかったと思いますけど、いろいろ先々考えると、ちょっとあそこが限界だったのかな」と語ったように、8回を投げ終えた時点で102球に達して、右腕は完全試合を果たせぬままにマウンドを降りた。だが、4試合連続二けたとなる14奪三振、被安打と四死球はいずれもゼロというピッチングは、ただただ脱帽するしかない。
無論、日本球界を騒然とさせた“令和の怪物”の快投は、海を越えてクローズアップされている。韓国紙『朝鮮日報』は「日本のロウキ・ササキは2試合連続パーフェクトという大記録を目の前で逃した」と降板を惜しみつつ、その歴史的なピッチングを絶賛した。
「前回登板でパーフェクトゲームをやってのけてから1週間ぶりの登板だったが、ササキは相変わらず恐ろしいボールを投げた。彼は8回にも160キロを超える剛速球を投げ込み、三振の山を築いた。だが、味方打線の沈黙だけが惜しかった」
井口監督の決断については、「本人にとって無念かもしれない」とレポートした同紙だが、「彼はメジャーリーグに行ったショウヘイ・オオタニに続くようなスーパースター候補だ。チームとしても無理はさせないという意向だ」とロッテ首脳陣の考えを推察した。
スター街道を順調に歩み始めた日本球界の至宝は、ここからいかに飛躍を遂げていくのか。いまや佐々木の成長には、世界中が熱視線を送っている。
構成●THE DIGEGT編集部
【関連記事】佐々木朗希は「もっと良くなる」。完全試合中の降板も井口監督の決断を米記者は高評!カーショウを引き合いに賛辞
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惜しくも2試合連続完全試合という史上初の快挙は記録されなかった。それでも今月10日のオリックス戦でパーフェクトを達成した佐々木は、この日も相手打線に一切の付け入る隙を与えなかった。
入団時から慎重に育ててきた井口資仁監督が「ファンの方も見たかったと思いますけど、いろいろ先々考えると、ちょっとあそこが限界だったのかな」と語ったように、8回を投げ終えた時点で102球に達して、右腕は完全試合を果たせぬままにマウンドを降りた。だが、4試合連続二けたとなる14奪三振、被安打と四死球はいずれもゼロというピッチングは、ただただ脱帽するしかない。
無論、日本球界を騒然とさせた“令和の怪物”の快投は、海を越えてクローズアップされている。韓国紙『朝鮮日報』は「日本のロウキ・ササキは2試合連続パーフェクトという大記録を目の前で逃した」と降板を惜しみつつ、その歴史的なピッチングを絶賛した。
「前回登板でパーフェクトゲームをやってのけてから1週間ぶりの登板だったが、ササキは相変わらず恐ろしいボールを投げた。彼は8回にも160キロを超える剛速球を投げ込み、三振の山を築いた。だが、味方打線の沈黙だけが惜しかった」
井口監督の決断については、「本人にとって無念かもしれない」とレポートした同紙だが、「彼はメジャーリーグに行ったショウヘイ・オオタニに続くようなスーパースター候補だ。チームとしても無理はさせないという意向だ」とロッテ首脳陣の考えを推察した。
スター街道を順調に歩み始めた日本球界の至宝は、ここからいかに飛躍を遂げていくのか。いまや佐々木の成長には、世界中が熱視線を送っている。
構成●THE DIGEGT編集部
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