置かれている現状を考えると、喜ばしくない措置が取られたと言えるだろう。
ピッツバーグ・パイレーツは現地時間5月26日、筒香嘉智を10日間の故障者リストに登録した。関係者の情報によると「筋肉の痛み」ということで、最後に出場した25日に遡って適用されることにもなっている。なお、筒香の今季成績は35試合に出場して打率.177、2本塁打、15打点、OPS.538だ。
故障の治癒のために出場登録を外されたのであればいいが、昨年6月に筒香は“屈辱”を味わっている。タンパベイ・レイズからロサンゼルス・ドジャースに移った6月にも故障者リストに入ったが、マイナーでのリハビリ出場が続く中で最終的に40人ロースター枠を外れ、ドジャースでメジャー復帰することはなかった。
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結局、これによりリリースされた後にパイレーツに拾われて活躍。今季の契約も得るに至ったといはいえ、先の通り今季成績はメジャー最低級に沈んでいる。しかも、打力が求められる「一塁/DH」の選手ということを考えると、現況は苦しすぎると言わざるを得ない。
しかも、同じポジションにライバルもいる。メジャーには打率.291、4本塁打、OPS.807のマイケル・チェイビスが存在感を発揮し、3Aにも22歳の長距離砲メイソン・マーティンが控えている。単年契約の筒香をパイレーツが是が非でも使いたい状況ではないのだ。
筒香の故障者リスト入りを受け、スポーツメディア『FANSIDED』は「ヨシ・ツツゴウ以上に今季のパイレーツで失望させられた選手はいない」と断罪。さらに、「若いパイレーツにとってツツゴウ不在は出場機会を得られるチャンス」と、手厳しく続けている。
他にもパイレーツ地元紙の『Post-Gazette Sports』もチェイビスやマーティンとの成績を比較しつつ、「ヨシ・ツツゴウは規定以上の一塁手29人で最低のWAR(勝利貢献度)-0.6」と辛辣なデータを紹介し、やはり現在のチームに筒香の居場所がないことを言及した。
果たして筒香の行く末はどうなるのか。もしかしたら、パイレーツで復帰することはないのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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ピッツバーグ・パイレーツは現地時間5月26日、筒香嘉智を10日間の故障者リストに登録した。関係者の情報によると「筋肉の痛み」ということで、最後に出場した25日に遡って適用されることにもなっている。なお、筒香の今季成績は35試合に出場して打率.177、2本塁打、15打点、OPS.538だ。
故障の治癒のために出場登録を外されたのであればいいが、昨年6月に筒香は“屈辱”を味わっている。タンパベイ・レイズからロサンゼルス・ドジャースに移った6月にも故障者リストに入ったが、マイナーでのリハビリ出場が続く中で最終的に40人ロースター枠を外れ、ドジャースでメジャー復帰することはなかった。
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結局、これによりリリースされた後にパイレーツに拾われて活躍。今季の契約も得るに至ったといはいえ、先の通り今季成績はメジャー最低級に沈んでいる。しかも、打力が求められる「一塁/DH」の選手ということを考えると、現況は苦しすぎると言わざるを得ない。
しかも、同じポジションにライバルもいる。メジャーには打率.291、4本塁打、OPS.807のマイケル・チェイビスが存在感を発揮し、3Aにも22歳の長距離砲メイソン・マーティンが控えている。単年契約の筒香をパイレーツが是が非でも使いたい状況ではないのだ。
筒香の故障者リスト入りを受け、スポーツメディア『FANSIDED』は「ヨシ・ツツゴウ以上に今季のパイレーツで失望させられた選手はいない」と断罪。さらに、「若いパイレーツにとってツツゴウ不在は出場機会を得られるチャンス」と、手厳しく続けている。
他にもパイレーツ地元紙の『Post-Gazette Sports』もチェイビスやマーティンとの成績を比較しつつ、「ヨシ・ツツゴウは規定以上の一塁手29人で最低のWAR(勝利貢献度)-0.6」と辛辣なデータを紹介し、やはり現在のチームに筒香の居場所がないことを言及した。
果たして筒香の行く末はどうなるのか。もしかしたら、パイレーツで復帰することはないのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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