球史に残る記録を残した"偉才"への声価がふたたび高まっている。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
これまでも"リアル二刀流"で異次元の活躍を見せてきた大谷。だが、現地時間6月21日から本拠地で2日間にわたって行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズとの連戦で彼に対する評価はより一層に高まった感がある。
まず、現地時間6月21日の試合に「3番・DH」で出場した大谷は、6回と9回にそれぞれ3ランを放ち、1試合8打点という離れ業をやってのける。さらに翌22日の試合では「2番・DH兼投手」で先発登板を果たすと、8回(108球)、2安打無失点、キャリア最多の13奪三振をマーク。チームの連敗を止めるとともに、自身6勝目を挙げた。
メジャー史上で初となる1試合8打点を記録した翌日に13奪三振をマークした投手となった大谷。さらに6月だけで見れば、22日の試合終了時点で記録した長打率.699は過去80年で最高の値となるなど、まさにヒストリカルな活躍が続いている。
一挙手一投足で球史を覆し続ける大谷に脱帽する人々は少なくない。カナダの放送局『The Sports Network』のレポーターや番組ホストを務めるジョーダン・チッケリさんは、自身のツイッターで「オオタニはベーブ・ルースを上回っている」とキッパリとツイートしている。
「私の意見には賛否両論があるだろうし、伝統を重んじる人々には嫌われるかもしれない。でも、私たちはオオタニという本当に驚くべきものを見ている」
そう強調した彼女はフォロワーからの"批判"にもブレはしない。「ルースは球界を変えた男だ。彼は同じ時代の選手たちの遥か先を行っていて、非現実的な存在だったんだ。それを無視するのは無知だし、どうかしている」と厳しい意見を投げかけられるが、「たしかにルースは球界を変えた。でも、ルースと常に比較されるオオタニとは、競争のレベルが違う。日本に生まれた彼は国際的にも球界を成長させた。それを無視するのはどうなの?」と一蹴。そして、別の投稿で次のように記した。
「オオタニとルースを比較して同列に語る時に、無知で、明らかな差別をする人がいるのは、とても悲しい。今は2022年。才能のある人は世界中のあらゆる国から生まれる。いい加減に目を覚まして、それを受け入れていくべき」
国際的なスターとして、現球界ナンバー1とも言える知名度を誇る大谷。その活躍に現地では"賛否"があるようだが、チッケリさんのような意見を持つ人が増えているのは実に興味深いところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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これまでも"リアル二刀流"で異次元の活躍を見せてきた大谷。だが、現地時間6月21日から本拠地で2日間にわたって行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズとの連戦で彼に対する評価はより一層に高まった感がある。
まず、現地時間6月21日の試合に「3番・DH」で出場した大谷は、6回と9回にそれぞれ3ランを放ち、1試合8打点という離れ業をやってのける。さらに翌22日の試合では「2番・DH兼投手」で先発登板を果たすと、8回(108球)、2安打無失点、キャリア最多の13奪三振をマーク。チームの連敗を止めるとともに、自身6勝目を挙げた。
メジャー史上で初となる1試合8打点を記録した翌日に13奪三振をマークした投手となった大谷。さらに6月だけで見れば、22日の試合終了時点で記録した長打率.699は過去80年で最高の値となるなど、まさにヒストリカルな活躍が続いている。
一挙手一投足で球史を覆し続ける大谷に脱帽する人々は少なくない。カナダの放送局『The Sports Network』のレポーターや番組ホストを務めるジョーダン・チッケリさんは、自身のツイッターで「オオタニはベーブ・ルースを上回っている」とキッパリとツイートしている。
「私の意見には賛否両論があるだろうし、伝統を重んじる人々には嫌われるかもしれない。でも、私たちはオオタニという本当に驚くべきものを見ている」
そう強調した彼女はフォロワーからの"批判"にもブレはしない。「ルースは球界を変えた男だ。彼は同じ時代の選手たちの遥か先を行っていて、非現実的な存在だったんだ。それを無視するのは無知だし、どうかしている」と厳しい意見を投げかけられるが、「たしかにルースは球界を変えた。でも、ルースと常に比較されるオオタニとは、競争のレベルが違う。日本に生まれた彼は国際的にも球界を成長させた。それを無視するのはどうなの?」と一蹴。そして、別の投稿で次のように記した。
「オオタニとルースを比較して同列に語る時に、無知で、明らかな差別をする人がいるのは、とても悲しい。今は2022年。才能のある人は世界中のあらゆる国から生まれる。いい加減に目を覚まして、それを受け入れていくべき」
国際的なスターとして、現球界ナンバー1とも言える知名度を誇る大谷。その活躍に現地では"賛否"があるようだが、チッケリさんのような意見を持つ人が増えているのは実に興味深いところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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