一挙手一投足に熱視線が向けられた。現地時間7月6日に敵地で行なわれたマイアミ・マーリンズ戦に先発登板した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
今季14度目の先発登板を果たした偉才のパフォーマンスは図抜けていた。投げては7回(100球)、被安打2、10奪三振で8勝目(4敗)をマーク。打っても3打数1安打(1四球)、1盗塁を記録。逆転となる2点タイムリーを放つなど、チームの連敗を食い止める活躍ぶりだった。
連勝が「6」で止まり、勝てば勝率を5割に戻せただけに、マーリンズにとっては痛恨の完敗であった。だが、打って、走って、そして投げてと随所で活躍した大谷の“独演”を目の当たりにした地元ファンにとっては、かけがえのない時間になったはずだ。
もっとも、戦前から注目度の高さは凄まじかった。それは数字が物語っている。開催地となったローンデポ・パークにおける今季水曜日の平均観客動員数は7950人だったのだが、この試合はそれを大きく上回る1万8741人を動員したという(米放送局『CBS Sports』)。
通常のおよそ2.5倍の観客が期待を寄せた一戦で、それに応えるようなプレーを披露した28歳のサムライ。敵エースながらマイアミを熱狂させた男には現地メディアの賛辞も尽きない。
米スポーツ専門メディア『Clutch Points』は、打点が公式記録となった1920年以降で、史上初めて「1試合で10奪三振+2打点+1盗塁」とやってのけた大谷について「もはや狂気的な偉業を成功させた」と絶賛。さらにマイアミの地元紙『El Nuevo Herald』は「ショウヘイの力は存分に発揮された」として、こう続けた。
「メジャーで唯一無二であるショウヘイ・オオタニの投球に、普段よりも多くの観客が、ホームチームの選手をそっちのけで、うっとりとした様子で見入ってしまっていた。彼は間違いなくセンセーショナルな日本人だ」
試合後にマーリンズを率いるドン・マッティングリー監督が「強力なストレートと自分の思った通りに操れる変化球をいくつか持っていた。あれを打ち崩すのは難しい」と脱帽した大谷のピッチング。それに対する反響はしばらく収まりそうにない。
構成●THE DIGEST編集部
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今季14度目の先発登板を果たした偉才のパフォーマンスは図抜けていた。投げては7回(100球)、被安打2、10奪三振で8勝目(4敗)をマーク。打っても3打数1安打(1四球)、1盗塁を記録。逆転となる2点タイムリーを放つなど、チームの連敗を食い止める活躍ぶりだった。
連勝が「6」で止まり、勝てば勝率を5割に戻せただけに、マーリンズにとっては痛恨の完敗であった。だが、打って、走って、そして投げてと随所で活躍した大谷の“独演”を目の当たりにした地元ファンにとっては、かけがえのない時間になったはずだ。
もっとも、戦前から注目度の高さは凄まじかった。それは数字が物語っている。開催地となったローンデポ・パークにおける今季水曜日の平均観客動員数は7950人だったのだが、この試合はそれを大きく上回る1万8741人を動員したという(米放送局『CBS Sports』)。
通常のおよそ2.5倍の観客が期待を寄せた一戦で、それに応えるようなプレーを披露した28歳のサムライ。敵エースながらマイアミを熱狂させた男には現地メディアの賛辞も尽きない。
米スポーツ専門メディア『Clutch Points』は、打点が公式記録となった1920年以降で、史上初めて「1試合で10奪三振+2打点+1盗塁」とやってのけた大谷について「もはや狂気的な偉業を成功させた」と絶賛。さらにマイアミの地元紙『El Nuevo Herald』は「ショウヘイの力は存分に発揮された」として、こう続けた。
「メジャーで唯一無二であるショウヘイ・オオタニの投球に、普段よりも多くの観客が、ホームチームの選手をそっちのけで、うっとりとした様子で見入ってしまっていた。彼は間違いなくセンセーショナルな日本人だ」
試合後にマーリンズを率いるドン・マッティングリー監督が「強力なストレートと自分の思った通りに操れる変化球をいくつか持っていた。あれを打ち崩すのは難しい」と脱帽した大谷のピッチング。それに対する反響はしばらく収まりそうにない。
構成●THE DIGEST編集部
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