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MLB

米専門メディアが“怪物”アルバレスをMVPに推挙! 大谷翔平は「候補から外れてもおかしくない」と落選を予想

THE DIGEST編集部

2022.07.08

二刀流で異彩を放つ大谷(左)。しかし、そんなサムライと並ぶような活躍を披露しているのが、アルバレス(右)だ。(C)Getty Images

二刀流で異彩を放つ大谷(左)。しかし、そんなサムライと並ぶような活躍を披露しているのが、アルバレス(右)だ。(C)Getty Images

 来る7月20日にロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで開催される今季のMLBオールスター。全世界の野球ファンが熱視線を送る“檜舞台”に向けて、ファン投票が着々と進むなかで、例年よりも熾烈さを極めているポジションがアメリカン・リーグの指名打者だ。

 もっとも、現地時間6月30日に締め切られた1次投票の時点で断トツトップに立ったのは、ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)だった。6月は打率.418、9本塁打、28打点、OPS1.342、長打率.658と図抜けた成績を残して、月間MVPにも輝いたキューバの怪物スラッガーは221万5456票をかき集めた。

 だが、上位2名に絞られた最終投票ではアルバレスに約55万票差をつけられながらも、2位に滑り込んだ大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が猛追。現地時間7月6日に発表された中間発表では50%の得票を集めた。

 まさにデッドヒートの競り合いは、現地時間7月8日午後2時(日本時間9日午前3時)の締め切りまで争われそうな様相だ。そんな両スラッガーは、今季のアメリカン・リーグMVPの最有力候補にも挙げられている。

 ピッチングでは昨季以上のペースで好投を続け、大谷の投打の活躍は今季も異彩を放っているが、アルバレスの成績も凄まじい。現地時間7月6日時点で、打率.313、25本塁打、58打点、OPS1.071と、三冠王への期待すらも抱かせるだけの数字をマークしている。
 
 出塁率も.411と文字通り抜け目のない打撃を開幕から続けているアルバレス。アメリカン・リーグ西地区で大谷の所属するエンジェルスに16ゲーム差をつけて首位に立つアストロズを牽引する24歳の“怪物”をMVPに推す声は根強い。米専門メディア『Climbing Talshill』は「アルバレスこそMVPでなければならない」と断言。そして、大谷と比較しつつ、次のように論じている。

「当然のようにアストロズ・ファンはアルバレスがMVPを取るようにチャントを歌い始めているが、我々も彼らに同意する。無論、オオタニも候補に挙がるだろう。二刀流を続ける彼のパフォーマンスは確かに優れているが、アメリカン・リーグ西地区で4位につけているチーム状況を考えれば、候補から外れてもおかしくない」

 はたして、オールスターのファン投票はいかなる決着を見るのか。その行方はシーズン終盤に決定するアメリカン・リーグのMVPの行方にも関わってくる可能性があるだけに、大いに注目したいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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