今季も二刀流で声価を高めている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に、2年連続でのシーズンMVP受賞の期待が集まっている。
キャリア初となるMVPに輝いた昨季に続き、今季も大谷の活躍は目覚ましい。とりわけすでに8勝(4敗)をマークしている投球成績は、防御率(2.44)、奪三振率(12.33)と、いずれもハイアベレージだ。ここに19本塁打、54打点、OPS.843というおよそ投手のそれではない打撃成績が加わるのだから、もはや脱帽するほかにない。
これだけの好成績を収める大谷が今季もリーグMVP候補に挙げられるのは、もはや必然的ではある。すでに30本塁打を打っているアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)やメジャートップのOPS1.058(出塁率.405+長打率.653)をマークするヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)などライバルは多いが、球界で唯一無二の二刀流戦士に対する現地での評価は根強いものがある。
「2022年もショウヘイ・オオタニはアメリカン・リーグのMVPである。そのほかの選手だと言うのは愚かだ」
そう断言するのは、米スポーツ専門メディア『Sporting News』のジェイソン・フォスター記者だ。
かねてから大谷のポテンシャルについて「かなりのエリートであり、その表現でとどめてしまうのが勿体ないほどだ」と訴えていたフォスター記者は、さまざまな論争が繰り広げられる今季のMVPレースについて「ショウヘイ・オオタニの魅惑的な能力とその重要性をいまだに軽視する人がいることに驚きを隠せない」とし、こう論じた。
「とくにアメリカン・リーグのMVP候補としてのオオタニの地位を論じる際には、他の選手について語るのは不可解であり、2022年も議論する価値すらない話題のように思われる。オオタニは二刀流で成功し、現代野球の慣習を打ち破り続けているだけでなく、その成功は前代未聞のものだ。それは、いくら強調してもし過ぎることはないし、見失ってはいけないことだ。彼がやっていることは、文字通り前例がないものだ」
さらに「我々は毎日のように彼のプレー映像がハイライトとして流されるため、彼の功績を常態化させてしまっている。当たり前だと思ってはいけない」と強調したフォスター記者は、「2年連続でのMVPは獲得できる。彼は最も近くにいると言っていい。オオタニは今シーズンもかつてないほどに自分の力を発揮している。畏敬の念が薄れることはない」とキッパリと宣言した。
無論、野球に絶対はない。ゆえに大谷がMVPを取り逃す可能性もある。だが、今季も当たり前のように休みなく"リアル二刀流"をこなす彼が、フォスター記者の言うように現時点でMVPに近い位置にいるのは、間違いない事実ではないだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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キャリア初となるMVPに輝いた昨季に続き、今季も大谷の活躍は目覚ましい。とりわけすでに8勝(4敗)をマークしている投球成績は、防御率(2.44)、奪三振率(12.33)と、いずれもハイアベレージだ。ここに19本塁打、54打点、OPS.843というおよそ投手のそれではない打撃成績が加わるのだから、もはや脱帽するほかにない。
これだけの好成績を収める大谷が今季もリーグMVP候補に挙げられるのは、もはや必然的ではある。すでに30本塁打を打っているアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)やメジャートップのOPS1.058(出塁率.405+長打率.653)をマークするヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)などライバルは多いが、球界で唯一無二の二刀流戦士に対する現地での評価は根強いものがある。
「2022年もショウヘイ・オオタニはアメリカン・リーグのMVPである。そのほかの選手だと言うのは愚かだ」
そう断言するのは、米スポーツ専門メディア『Sporting News』のジェイソン・フォスター記者だ。
かねてから大谷のポテンシャルについて「かなりのエリートであり、その表現でとどめてしまうのが勿体ないほどだ」と訴えていたフォスター記者は、さまざまな論争が繰り広げられる今季のMVPレースについて「ショウヘイ・オオタニの魅惑的な能力とその重要性をいまだに軽視する人がいることに驚きを隠せない」とし、こう論じた。
「とくにアメリカン・リーグのMVP候補としてのオオタニの地位を論じる際には、他の選手について語るのは不可解であり、2022年も議論する価値すらない話題のように思われる。オオタニは二刀流で成功し、現代野球の慣習を打ち破り続けているだけでなく、その成功は前代未聞のものだ。それは、いくら強調してもし過ぎることはないし、見失ってはいけないことだ。彼がやっていることは、文字通り前例がないものだ」
さらに「我々は毎日のように彼のプレー映像がハイライトとして流されるため、彼の功績を常態化させてしまっている。当たり前だと思ってはいけない」と強調したフォスター記者は、「2年連続でのMVPは獲得できる。彼は最も近くにいると言っていい。オオタニは今シーズンもかつてないほどに自分の力を発揮している。畏敬の念が薄れることはない」とキッパリと宣言した。
無論、野球に絶対はない。ゆえに大谷がMVPを取り逃す可能性もある。だが、今季も当たり前のように休みなく"リアル二刀流"をこなす彼が、フォスター記者の言うように現時点でMVPに近い位置にいるのは、間違いない事実ではないだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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