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エンジェルスGMが低迷は「100%私の責任」と吐露。“トラウト+大谷”での再建を模索か「トレードに出したくない選手もいる」

THE DIGEST編集部

2022.07.13

昨季アメリカン・リーグMVPに輝いた大谷。ミナシアンGMは「常に称賛に値する選手」と評している。(C)Getty Images

 現地時間7月12日、ロサンゼルス・エンジェルスのGMペリー・ミナシアン氏はマイク・トラウトと大谷翔平の2人の主力選手を中心にチームの再建にあたる方針を報道陣の前で明かした。

 前出のアメリカン・リーグMVPプレーヤー2人揃えるエンジェルス。だが、今季はここまで38勝50敗で勝率.432と苦しんでいる。昨シーズンに同じく88試合を終えた段階では、勝率はちょうど5割だったことからも分かるように、プレーオフ進出に向けて厳しい立場にあると言っていい。

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 オフにはブルペン補強を重点においたミナシアンGMは、5月下旬から始まった悪夢の14連敗中にジョー・マッドン監督を解任するなどチーム再建のためにあらゆる策は講じている。それでも結果が伴わないチームに「100%私の責任だ。ロースターを管理しているのは私なので。コーチたちは与えられた条件を使ってしか働けないことを私も理解している」と猛省する。一連のコメントを米放送局『ESPN』が報じた。

 そして「トラウトとオオタニ2人を主軸とした深みのあるチームだから、間違いなく勝利の方程式は存在する」と明言したミナシアンGMは、「様々な方法を実現することができる。ドラフトやFA、トレードなどがある。勝負できるチーム作りのロードマップは見えてきている」と自信をみなぎらせた。
 
「トラウトとオオタニの2人は素晴らしい選手だし、本当によくやってくれている。常に称賛に値する選手たちであると思う。球界最高の2人がうちにいてくれてのは、とても幸運なことだ」

 トレードについては「具体的な名前を挙げて話すつもりはない」と断言したうえで、
「他球団は電話してきて、色んな選手について聞かれている。本当にいい選手がいれば聞かれるもの。かかってきた電話は対応する。だけど、明らかにトレードに出したくない選手もいる」と濁した。

 現地時間では来月2日がトレード期限になる。GMが誇らしげに語る日本の至宝は、果たして手放されることはあるだろうか。たびたび噂になる大谷のトレード情報に引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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