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“大谷しか勝たん”状況のまま前半戦を終えたエンジェルス。監督代行はトラウトらの欠場に関して「チームにとって大きな痛手だ」

THE DIGEST編集部

2022.07.17

エンジェルスを指揮するネビン監督代行(写真左)が試合後、前半戦を終えての心境を明かした。(C)Getty Images

 今季メジャーリーグもシーズン折り返しを迎えたが、まだまだ厳しい状況が続いている。大谷翔平の所属するロサンゼルス・エンジェルスだ。

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 現地時間7月16日、球宴前ラストの試合を迎えたエンジェルスは、本拠地ロサンジェルス・ドジャースに1対7で敗れ、14日のヒューストン・アストロズ戦から3連敗。大谷の登板日以外では13連敗となり、現時点で39勝53敗、負け越し「14」のアメリカン・リーグ西地区4位に沈んでいる。

 今季の開幕ダッシュに成功し、一時は地区首位にも立っていたエンジェルス。大きく転落した現在の状況について、監督代行のフィル・ネビン氏は試合後、「攻撃面で苦労しているのは周知のとおり」としたうえで、「下位打線から得られるものがない」と正直な心境を明かしたという。MLB公式サイトが伝えた。
 
 さらにこの日は、右手首手術のため今季絶望となったアンソニー・レンドーンに加え、主砲マイク・トラウトも背中のけいれんで試合を欠場。「チーム全体にとって大きな痛手だ」と振り返ったネビン氏は、「その場その場の調整はとても難しいが、後半戦に入れば変わってくるはずだ」と今後を見据えている。

 また、22日の敵地アトランタ・ブレーブス戦に向けては、「この5日間の休みが、(チームにとって)おそらく少し助けになるだろう」と続け、「良いチームと対戦するのは、簡単なことではない。木曜日に集まって、後半戦をどう戦うか話し合う」と気を引き締めていた。

 その後半初戦では、大谷の先発登板が予定されている。まさに"大谷しか勝たん"という苦しい状況が続いているエンジェルスだが、はたして今後の巻き返しは見られるだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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