大谷翔平の超リアルなフィギュアがついに登場した。株式会社エンスカイが発売する「大谷翔平プレミアムフィギュア」は、MLB公式ライセンス商品として7月15日から予約受付が開始。
大谷の打者、投手それぞれの姿を6分の1スケールに凝縮したこのフィギュアは、果たしていかに生まれたのか。製作チームに開発の苦労や商品のこだわりにつ
いて話を聞いた。
エンスカイでは、大谷がメジャーデビューした2018年より、カレンダーや切手セットなどを発売してきた。新商品としてフュギュアに着目したのは、アメリカで販売されているものはリアルさに欠け、クオリティもそれほど高いものがなかったことからだ。
「日本のメーカーとして、高品質な本物のフィギュアをファンに届けたい」それが、メジャーの大舞台で異次元の活躍を続け、ファンに夢や希望を与える大谷に対する最大限のリスペクトだという強い思いから、今回の商品が誕生した。
企画が始まったのは昨年の4月頃で、まだ大谷がMVP候補として騒がれる前から。制作期間は実に1年以上だ。まず大谷サイド、そしてMLBにオファーを持ちかけるにあたって、何と数百万円もの費用をかけてサンプルを作ったという。

サンプルといえども、目の角度、ユニフォームの皺や影など、細かい箇所まで試行錯誤したもの。着色前の打者・大谷のみのサンプルが12月頃に出来上がった。出来ばえを見た大谷サイドは、そのクオリティを絶賛。MLB機構からもゴーサインが出て、いよいよ正式な製作がスタートした。
驚くことに、この大谷そっくりの造形は、熟練の原型師たちによって、ほとんどが手で作られているという。開発担当者の吉田健太郎氏が語ってくれた。
――3Dプリンターで大谷選手本人をスキャンする方法もありますが、それはあくまで実寸の大谷選手の顔であって、フィギュアとして縮小したときにそっくりにはなりません。
フィギュアとして大谷選手を忠実に再現するために、顔は顔を作る専門の造形士が、身体は筋肉などを作るのが上手い原型師が担当し、グラブやバットは小物系が得意な原型師が作成しました。フィギュア製作で3人態勢は異例中の異例ですね。ここに彩色のスペシャリストが加わって、全部で4人の専門家がフィギュアに魂を吹き込みたいという思いで作りました。
パーツによっては3Dプリンターも使ってはいますが、手作業との融合で、機械的に作った感じに見えないよう、熱量を感じてもらえるようにこだわっています。たとえばピッチャーのフィギュアはグローブの位置まで何度も微調整して、本物に近いリアルさを出しました。
ユニフォームのシワや質感にもこだわっていて、実際に大谷選手が着ているものと同じレプリカのユニフォームや、何百枚もの写真を参考に、動かした時にどんな皺ができるのかなどをきちんと検証して作りました。一筋縄ではいきませんでしたが、納得のいくクオリティになりました。
大谷の打者、投手それぞれの姿を6分の1スケールに凝縮したこのフィギュアは、果たしていかに生まれたのか。製作チームに開発の苦労や商品のこだわりにつ
いて話を聞いた。
エンスカイでは、大谷がメジャーデビューした2018年より、カレンダーや切手セットなどを発売してきた。新商品としてフュギュアに着目したのは、アメリカで販売されているものはリアルさに欠け、クオリティもそれほど高いものがなかったことからだ。
「日本のメーカーとして、高品質な本物のフィギュアをファンに届けたい」それが、メジャーの大舞台で異次元の活躍を続け、ファンに夢や希望を与える大谷に対する最大限のリスペクトだという強い思いから、今回の商品が誕生した。
企画が始まったのは昨年の4月頃で、まだ大谷がMVP候補として騒がれる前から。制作期間は実に1年以上だ。まず大谷サイド、そしてMLBにオファーを持ちかけるにあたって、何と数百万円もの費用をかけてサンプルを作ったという。


サンプルといえども、目の角度、ユニフォームの皺や影など、細かい箇所まで試行錯誤したもの。着色前の打者・大谷のみのサンプルが12月頃に出来上がった。出来ばえを見た大谷サイドは、そのクオリティを絶賛。MLB機構からもゴーサインが出て、いよいよ正式な製作がスタートした。
驚くことに、この大谷そっくりの造形は、熟練の原型師たちによって、ほとんどが手で作られているという。開発担当者の吉田健太郎氏が語ってくれた。
――3Dプリンターで大谷選手本人をスキャンする方法もありますが、それはあくまで実寸の大谷選手の顔であって、フィギュアとして縮小したときにそっくりにはなりません。
フィギュアとして大谷選手を忠実に再現するために、顔は顔を作る専門の造形士が、身体は筋肉などを作るのが上手い原型師が担当し、グラブやバットは小物系が得意な原型師が作成しました。フィギュア製作で3人態勢は異例中の異例ですね。ここに彩色のスペシャリストが加わって、全部で4人の専門家がフィギュアに魂を吹き込みたいという思いで作りました。
パーツによっては3Dプリンターも使ってはいますが、手作業との融合で、機械的に作った感じに見えないよう、熱量を感じてもらえるようにこだわっています。たとえばピッチャーのフィギュアはグローブの位置まで何度も微調整して、本物に近いリアルさを出しました。
ユニフォームのシワや質感にもこだわっていて、実際に大谷選手が着ているものと同じレプリカのユニフォームや、何百枚もの写真を参考に、動かした時にどんな皺ができるのかなどをきちんと検証して作りました。一筋縄ではいきませんでしたが、納得のいくクオリティになりました。