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「どうしたんだ?」大谷翔平の代打でカート・スズキ登場に米記者騒然!「“大谷翔平ルール”を無効にするのか」

THE DIGEST編集部

2022.08.04

代打を送られて途中交代した大谷。打線の援護もなく7敗目を喫した。(C)Getty Images

代打を送られて途中交代した大谷。打線の援護もなく7敗目を喫した。(C)Getty Images

 現地時間8月3日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「2番・DH兼投手」で先発出場。7回に第4打席が回ってくるはずだったが、右前腕のけいれんのため、代打を送られて途中交代した。

【動画】相手4番セス・ブラウンも空振り三振に仕留めた!大谷翔平の“キレキレ魔球”をチェック

 投手としては、2回まで一人も走者を出さず、上々な立ち上がりを見せた。だが、0対0で迎えた4回には、三塁手ルイス・レンヒーフォの失策と大谷の暴投で無死二塁のピンチを招くと、相手3番ショーン・マーフィーに右前適時打を許し、先制点を献上する。

 1-1で迎えた6回には、先頭のラモン・ローレアーノに左前安打を許すと、マーフィーに左翼スタンドへ運ばれ2ランを被弾。5回2/3(99球)を投げて3失点(自責2)、7被安打、7奪三振とし、勝ち投手の権利を得られずにマウンドを降りた。

 打者としては、第1打席は空振り三振。好機で巡ってきた第2打席、第3打席は三直と遊ゴロに倒れていた。そして、第4打席の2死走者なしの場面で、大谷に代わってカート・スズキが打席に送られる。

 まさかの大谷の途中交代には、現地からも反響が相次いだ。米紙『Los Angeles Times』などに寄稿するサラ・バレンズエラ記者は、自身のツイッターで「ここで、いつもと違うことが起こっています。7回、ショウヘイ・オオタニに代わってカート・スズキが登場しました」と驚きをもって伝えている。

 さらに、南カリフォルニアのスポーツを取材するJ.P.ホーンストラ記者は、「ショウヘイ・オオタニの打席でカート・スズキを送るということは、“大谷翔平ルール”を無効にするというのか。どうしたんだ?」と心配の声を上げると、しばらくしてから「ショウヘイ・オオタニは右前腕の軽度のけいれんで試合を離れた。おそらく明日はプレーできるでしょう」と安堵した様子を見せた。
 
 前回、前々回に続いて、ベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「二桁勝利&二桁本塁打」の偉業は持ち越しとなった大谷。奪三振記録も「7」にとどまり、ノーラン・ライアンの球団記録に並ぶ「7試合連続二桁奪三振」達成とはならなかった。

構成●THE DIGEST編集部

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