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「やっぱりオオタニ」サヨナラ勝ちの呼び水になった大谷翔平の長距離弾に米データ会社も驚き!「完全にクレイジー」

THE DIGEST編集部

2022.08.14

打った瞬間は打ち上げすぎたかと苦々しい表情を浮かべた大谷。しかし、打球はみるみるうちに飛距離を伸ばし、センターフェンスを越えていった。(C)Getty Images

 二刀流戦士が3試合ぶりに放った一発は、反撃の狼煙となった。

 現地時間8月13日、本拠地で行なわれたミネソタ・ツインズ戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「2番・DH」で先発出場。ノーヒットで迎えた8回裏に第4打席に26号アーチを放った。

 前日に完封負けを喫していたエンジェルス打線は、この日も、相手先発のディラン・バンディらツインズ投手陣に抑え込まれていた。そして0対3とリードされて迎えた8回裏も2死無塁。球場全体に漂った「今日も0点か……」という空気を一掃したのは、大谷だった。

 対峙したのは、相手4番手のジョアン・デュラン。今季被本塁打がゼロという剛腕右腕は大谷に対して変化球攻めで抑え込もうと試みた。だが、球界屈指の天才プレーヤーは揺さぶられずに冷静に"チャンスボール"を待っていた。

 そのなかでカウント1-2から真ん中甘めに入った87.6マイル(約140.9キロ)のカーブをジャストミート。やや高く上がり過ぎたかと思われた打球だったが、センター方向へとグングンと飛距離を伸ばして、スタンド後方の生垣付近に着弾した。
 
 チームにとっては、およそ16イニングぶりの得点だった。これで息を吹き返したエンジェルスは9回裏に9番の"伏兵"マグネウリス・シエラの値千金となる同点タイムリースリーベースで追いつくと、延長11回裏にテイラー・ウォードの2ラン本塁打でサヨナラ勝ちを収めた。

 終盤に訪れた猛攻のキッカケとなった大谷の26号。好投手の今季初被弾というのもあって、現地メディアでも小さくない話題となっている。米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者は、大谷の打ったデュランのカーブの被打率が「0.93」という驚異的なスタッツを紹介。そのうえで「やっぱりオオタニだ」と強調した。

 また、米野球専門データ会社『Codify』は滞空時間が6.4秒と長く、飛距離も399フィートと伸びた大谷の一発について「完全にクレイジーってことだ」と絶賛している。

 自らの力を存分に見せつけた大谷。その打力に対する反響はしばらく続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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