夏場に入って、虎の助っ人が存在感を強めている。入団2年目のメル・ロハスJr.だ。
8月21日に敵地・東京ドームで行なわれた巨人戦では初回に5試合連続ヒットを記録。これで8月に入ってからのスタッツを打率.368、4本塁打、OPS. 1.165にまで伸ばした。
もはや周知の通りだが、今季のロハスは開幕時から好調なわけではなかった。7月末の時点までは打率.200、本塁打4本、OPS.685と低調なパフォーマンスに終始。戦力になり切れないまま、二軍降格も命じられた。
しかし、今月4月に大山悠輔と北條史也の新型コロナウイルス陽性判定(※すでに両名とも回復)を発表されると、急遽一軍に昇格。そこから先述のように"覚醒"。以前はバットが空を切っていたボール球も見極められるようになり、出塁率も.429にまで浮上。ナイスガイと評される人柄も相まって、快進撃を続けるチームには欠かせない存在となっている。
推定年俸2億6000万円の2年で締結した契約も今季限りで満了となるロハスJr.。そんな瀬戸際に立たされた32歳の"神がかった"アピールは、いまや海を越えて注目されている。かつて彼がプレーした韓国のスポーツ専門メディア『MK Sports』は「真夏の猛打によってロハスの状況は一変した」と現状をレポート。そのうえで、古巣KTウィズのスカウトが残したコメントを紹介した。
「もしも、ロハスが阪神を去るなら、再契約の候補として視野に入れる明らかなことだ。ただ、現時点で彼の動向はあまり気にしていない。もちろん注意深く情報は聞いているが、そこまで執拗に追ってはいない。なぜなら、彼が韓国でやれるという実績は知っているからだ」
無論、開幕時の不振を考えれば、延長をするにしても、阪神としては高年俸などの契約内容の見直しは不可避だ。となれば、かねてからロハスJr.の実力を高く評価しているKTウィズにも交渉の余地があると言える。
はたして、ロハスJr.は来季も縦ジマのユニホームに袖を通しているのか。それとも新たなキャリアを選ぶのか、シーズンが残りわずかとなっていくなかで真価が問われる助っ人パフォーマンスは、阪神にとっても来季を占うものとなりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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8月21日に敵地・東京ドームで行なわれた巨人戦では初回に5試合連続ヒットを記録。これで8月に入ってからのスタッツを打率.368、4本塁打、OPS. 1.165にまで伸ばした。
もはや周知の通りだが、今季のロハスは開幕時から好調なわけではなかった。7月末の時点までは打率.200、本塁打4本、OPS.685と低調なパフォーマンスに終始。戦力になり切れないまま、二軍降格も命じられた。
しかし、今月4月に大山悠輔と北條史也の新型コロナウイルス陽性判定(※すでに両名とも回復)を発表されると、急遽一軍に昇格。そこから先述のように"覚醒"。以前はバットが空を切っていたボール球も見極められるようになり、出塁率も.429にまで浮上。ナイスガイと評される人柄も相まって、快進撃を続けるチームには欠かせない存在となっている。
推定年俸2億6000万円の2年で締結した契約も今季限りで満了となるロハスJr.。そんな瀬戸際に立たされた32歳の"神がかった"アピールは、いまや海を越えて注目されている。かつて彼がプレーした韓国のスポーツ専門メディア『MK Sports』は「真夏の猛打によってロハスの状況は一変した」と現状をレポート。そのうえで、古巣KTウィズのスカウトが残したコメントを紹介した。
「もしも、ロハスが阪神を去るなら、再契約の候補として視野に入れる明らかなことだ。ただ、現時点で彼の動向はあまり気にしていない。もちろん注意深く情報は聞いているが、そこまで執拗に追ってはいない。なぜなら、彼が韓国でやれるという実績は知っているからだ」
無論、開幕時の不振を考えれば、延長をするにしても、阪神としては高年俸などの契約内容の見直しは不可避だ。となれば、かねてからロハスJr.の実力を高く評価しているKTウィズにも交渉の余地があると言える。
はたして、ロハスJr.は来季も縦ジマのユニホームに袖を通しているのか。それとも新たなキャリアを選ぶのか、シーズンが残りわずかとなっていくなかで真価が問われる助っ人パフォーマンスは、阪神にとっても来季を占うものとなりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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