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MLB

「あれ、三振にできるかも」大投手クレメンスの息子が魅せた“大谷切り”! 意表を突いた超スローボールの奪三振を回顧

THE DIGEST編集部

2022.09.06

大谷(右)を遅球で見事に三振に抑えたコディ(左)。そのピッチングに本人は何を想ったのか。(C)Getty Images

大谷(右)を遅球で見事に三振に抑えたコディ(左)。そのピッチングに本人は何を想ったのか。(C)Getty Images

「イエスッ!」

 自身のキャリアで6度目のマウンドに立ったコディ・クレメンスは、初の奪三振に人目もはばからずにガッツポーズをしてみせた。9対0とチームが大量リードを許した局面での登板だっただけに、やや喜びすぎとも取れた。だが、無理もない。対峙したのが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だったのだ。

 この日の大谷は7回までに2本のホームランを含む4打数3安打(3長打)と大活躍。スター性を遺憾なく見せつけていた。そんな偉才の前に立ちはだかったのが、外野が本職のコディだった。

 通算354勝、4672奪三振で、サイ・ヤング賞を7度も手にした大投手ロジャー・クレメンスの“愛息子”であるコディ。それだけに場内でアナウンスがされると、球場は大歓声に包まれた。「偉才と伝説投手の“サラブレット”が対決する」。その意味とエンターテイメント性を誰もが理解していた。

 もっとも、野手が本職のコディが投じたボールは、偉大な父が投じていた100マイル(約160.9キロ)近いそれとは対照的。いまにもハエが止まりそうな50マイル(約80.4キロ)台スローボールだった。
 
 だが、結果的に遅球が大谷の感覚を鈍らせたのか。なんとかカウント1-2として追い込むと4球目にコディは外角へ68マイルのスローボールを投げ込む。これを大谷は見逃してしまい、苦笑いを浮かべながらベンチに退いた。

 一方でマウンドのコディは大喜び。自身のキャリア初の奪三振、それも大打者・大谷から奪ったとあって、登板後にわざわざ記念ボールを受け取ったほどだった。

 試合後、「ただひたすら投げていたら、2ストライクになったんです。それで『あれ、もしかしたら三振にできるかもしれない』と思ったんだ。それで幸運にも彼が60マイルのボールを見逃してくれたんだ」と振り返ったコディ。彼はこうも続けた。

「(貰った)ボールは絶対にケースに入れて保管するよ。これはかなりワイルドなことだからね。ただ、もう絶対にオオタニには投げたくない。僕は野手だからね。なんというかそういう状況って残念な時でしょ。あまり楽しいものではない」

 何はともあれ、球界屈指のスラッガーを抑え込んだコディ。その初の奪三振は本人の心に深く刻まれるものとなったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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