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片手一本で放った34号に愕然! “規格外”な大谷翔平に米データ社も驚き隠せず「宇宙人はうっかりと人間離れなことをやる」

THE DIGEST編集部

2022.09.12

今季34本目の一発は体勢を崩されながらもスタンドインさせるものとなった。そんな大谷の技能が詰まった一発に賛辞が止まらない。(C)Getty Images

 驚きの一打が飛び出した。

 現地時間9月11日、敵地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「2番・DH」で先発出場。チームが4対12と大敗を喫するなかで、4打数2安打1本塁打(1四球)を記録した。

 前日に先発登板した際には、右手のマメで5回緊急降板を余儀なくされた大谷。だが、この日の打席ではその影響を感じさせなかった。とくに球場全体を騒然とさせたのは、初回に巡ってきた第1打席の一振りだった。

 無死三塁という絶好機で巡ってきた打席でクラッチぶりが発揮された。

 大谷は相手先発ルイス・ガルシアにたった3球で追い込まれるも、カウント1-2から外角低めに投じられた78.4マイル(約126.1キロ)の緩いカーブをかち上げる。完全に体勢を崩され、バットのやや先で捉えたような当たりだったが、本人が確信めいて見送った打球は見事にライトスタンドの中段に着弾。3試合ぶりとなる今季34号となった。
 
 絶妙なバットコントロールと図抜けたパワーが生んだ一発。これでシーズンの本塁打数をおよそ投手のそれではない39本ペースとした大谷には周囲も絶句。米データ会社に至っては、思わず二刀流戦士を「宇宙人」と評するほどに驚いている。

 大谷を「エイリアン」と表現したのは、米野球専門データ会社『Codify』。日頃からありとあらゆるMLBに関するデータを取り扱っている同社は、公式ツイッターで話題の"片手弾"を、ユーモアたっぷりの言葉とともに紹介した。

「目を離すんじゃない。時としてエイリアンはうっかりと人間離れなことを涼しい顔でやってのけるんだ。その時に我々は彼がなんであるかを思い知る。ここで我々が『ショウヘイ・オオタニ』と呼ぶ生命体は我を忘れ、片手打ちで388フィート(約118.3メートル)の本塁打を打つ」

 こうした表現も大谷の"規格外"ぶりを物語る。はたして、2年連続MVPも期待される偉才が展開する快進撃はどこまで続くだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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