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米名物識者が大谷翔平の異次元さに“本音”を吐露。「ジャッジをMVPと言うのに罪悪感がある」とまさかの懺悔

THE DIGEST編集部

2022.10.03

ともに凄まじい活躍を見せている大谷とジャッジ。この両雄のパフォーマンスに悩みを抱える識者もいるようだ。(C)Getty Images

ともに凄まじい活躍を見せている大谷とジャッジ。この両雄のパフォーマンスに悩みを抱える識者もいるようだ。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が見せつける異次元の活躍に対する娯楽は尽きない。球界屈指のタレントと化した男の一挙手一投足は日々小さくない話題となっている。

 メジャー5年目の今季は、満票でMVPに選出された昨季よりも凄みは増している。

 シーズン61本塁打を放ってアメリカン・リーグ記録に並んだアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)という強力なライバルとのMVPレースを演じる大谷は、ベーブ・ルース以来104年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」を達成。さらに史上初となる「シーズン30本塁打&2桁勝利」も記録。文字通り歴史的な活躍を見せている。

 もっとも、先述の大記録を達成しながら三冠王にも迫るジャッジも傑出。様々な意見が論じられている米メディアでは30歳の“怪物スラッガー”が有利と見る向きは強まっている。そうしたなかで、心苦しい胸の内を吐露したのは、米人気司会者のリッチ・アイゼン氏だ。
 
 そもそもアイゼン氏の“推し”もジャッジだった。かねてから「ジャッジこそがア・リーグMVPだ。以上! これ以上の話はない」とも断言してきた。ただ、同氏の胸中はシーズン終盤に入って大きく揺れ動いているようだ。

 自身が司会を務める米放送局『NBC』のオンラインスポーツ番組「Rich Eisen Show」で、「ショウヘイ・オオタニではなく、この男(ジャッジ)がMVPだ、と言い続けることに罪悪感を覚えるんだ」と“本音”とも思える言葉を漏らした。

「水曜日の夜には、61号を打った男(ジャッジ)が誕生した。彼は(ドラッグ使用などなく)クリーンだ。ただ、次の日の夜に我々は今季34本塁打だけでなく、14試合連続安打をマークし、7回2/3をノーヒットに抑えた男を目撃したんだ。2日連続で、だ。彼(大谷)も、もちろんクリーンだ。驚異的なことだよ。14試合連続安打に加え、7回2/3まで10奪三振で無安打だぞ! エンジェルス・ファンがMVPチャントをするのも完全に納得できる」

 さらに大谷を「驚くべき選手だ。それはもう間違いないんだ」としたアイゼン氏は、「我々が今、野球界で目にしているものを楽しもうじゃないか」とも吐露。そして最後に「ニューヨークと南カリフォルニアのユニコーンだ」と両雄を称えた。

 最終的にMVPレースがいかなる結果になるかは分からない。ただ、アイゼン氏のような“ジャッジ推し”の識者でさえも悩ませる大谷の活躍が、歴史的に見ても稀有であるのは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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