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MLB

「センガって誰だ?」米メディアが千賀滉大のメジャー移籍に熱視線! 敏腕記者が「魅力的な契約を手にする」と断言する理由は?

THE DIGEST編集部

2022.10.07

ソフトバンクの絶対的エースとして君臨した千賀。メジャー移籍を目指す29歳の去就は、アメリカでも小さくない話題となっている。(C)THE DIGEST

ソフトバンクの絶対的エースとして君臨した千賀。メジャー移籍を目指す29歳の去就は、アメリカでも小さくない話題となっている。(C)THE DIGEST

 レギュラーシーズンが無事に終了したMLB。引き続き、ポストシーズンとワールドチャンピオンの行方に注目が集まる一方で、じわじわと話題性が出てきているのは、ストーブリーグに関するニュースだ。

 今オフも大物選手の移籍が注目されるなかで、各球団が熱視線を向けているのが、ソフトバンクの千賀滉大である。

 現在29歳の右腕は、プロ10年目の今季もエースとして躍動。離脱期間がなかったわけではないが、11勝(6敗)、防御率1.94、奪三振率9.75とリーグトップクラスのスタッツを記録し、最終盤までリーグ優勝を争ったチームを支えた。

 かねてからメジャー挑戦を口にしてきた千賀は今年9月に海外FA(フリーエージェント)権を取得。正式決定したわけではないが、今冬の渡米が有力視されており、獲得に興味を示す球団は少なくないと見られている。

 来年1月には30歳になる剛腕エースだが、すでに米メディアでは垂涎の的だ。現地時間10月5日に放送されたMLB公式ネットワーク番組『MLB Central』は「コウダイ・センガとは誰だ?」と切り出し、ソフトバンクでのプロキャリアを紹介。そのうえで「メジャーチームの予想では彼はこっちに来る」と断言し、番組に出演した米紙『New York Post』のジョエル・シャーマン記者は、千賀の“可能性”を次のように説いた。
 
「彼は来年に30歳になるから経験は豊富だ。そして世界でも指折りの破壊力を誇るスプリットを持っている。だから、多くの球団が興味を示すはずだ。日本から来る選手に対しては、ドラフト指名権を犠牲にしなくていいのもある。センガはとても魅力的な5~6年の契約を手にするだろうね」

 今冬のFA市場ではジェイコブ・デグロム(ニューヨーク・メッツ)やジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズ)、タイワン・ウォーカー(メッツ)、ノア・シンダーガード(フィラデルフィア・フィリーズ)など多くの有力投手に移籍の可能性がある。そのなかで、金銭的なリスクが比較的小さく、国際舞台での実績もある千賀は魅力的な存在なのである。

 MLBの移籍情報にも明るいシャーマン記者は、「多くのチームが獲得競争に乗り出すはずだ。上位のFA選手たちは高すぎるが、どこのチームも(市場で)下位に位置する選手よりは良い選手を手にしたいはずだからね」と言い切った。

 はたして、千賀の新天地はどこになるのか。日本球界屈指の剛腕の去就に対する興味は尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

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